2017年12月9日土曜日

高まる韓半島戦争の可能性、非常時の避難方法と生存パック

韓半島(朝鮮半島)安保危機が急激に高まっている。米中央情報局(CIA)は最近、トランプ大統領に対し、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)プログラムを阻止する期間は今後3カ月しかないと報告した。その間に米国は北朝鮮を先制攻撃する可能性があるという話も出ている。ハワイでは1日、30年ぶりとなる核攻撃避難訓練が実施された。中国も韓半島戦争の可能性に備えているという。戦争は起こるのか。生存パックは準備しなければいけないのか。

北朝鮮の核武装が1、2カ月以内に近づいた。北朝鮮は生産した核弾頭をすぐにノドンミサイル(射程距離1300キロ)に搭載し、韓国と日本を狙うと予想される。続いてICBMまで完成させ、米国を打撃圏に入れるということだ。しかし米国は北朝鮮が米本土を攻撃できるICBMを保有するのを放置しないという。ジョン・マクラフリン元CIA長官代行はボイス・オブ・アメリカ(VOA)のインタビューで「米国が北朝鮮に対して予防的先制攻撃をするしかないレッドラインは何か」という質問に対し、「北朝鮮が核を搭載したICBMを米国に飛ばす力を保有した時」と答えた。北核危機はすでに度を越えている。米国ではこれまで禁止事項だった韓国・日本の核武装を認めるべきだという声が出てくるほど深刻だ。

米国が北朝鮮の核施設と弾道ミサイルを除去するための予防的先制打撃を実施しても、韓国戦争(朝鮮戦争)のように全国土が焦土化する大規模な戦争にはならない。しかし北朝鮮が報復措置として首都圏に長射程砲を撃ったり一部の戦闘機で空襲してくる可能性は排除できない。軍情報当局は米国による打撃で北朝鮮戦争指導部の指揮能力がまひした状態で北朝鮮が撃つことができる砲弾はそれほど多くないと見る。また都心地いっても空地や道路が多いため、飛んできた砲弾のうち3分の1程度が建物に当たるという判断だ。砲弾が建物に命中しても70-80%はコンクリート建物の屋上や壁に落ち、実際の人命被害は大きくないと考えられる。北朝鮮の砲弾が硬いコンクリートの屋上や壁を簡単には突き抜けないからだ。その代わり砲弾が窓から入ってくる場合、室内にいれば深刻な被害を受ける。しかし砲弾がさく烈しても耐力壁で囲まれた室内にいれば影響が少ない。当然、北朝鮮の砲弾が地下鉄や地下駐車場まで突き抜けて入ってくることはない。したがって北朝鮮の砲弾攻撃がある場合は速かに地下施設に避難したり、余裕がない時にはコンクリート建物の南側の壁の下に座っていても生存が可能だ。路上で右往左往さえしなければよい。

しかしこのような避難方法を知る国民はほとんどいない。会社員ユさん(56)は「北が挑発してくるという報道があるが、何を準備すればよいのか分からない」と語った。行政安全部は「国民災難安全ポータル」(www.safekorea.go.kr)を運営しているが、一般にはほとんど知らせていない。このポータルでは非常時の行動要領をパンフレットや動画で詳しく紹介しているが、政府は積極的に広報していない。インターネットの中で眠っているのだ。実際、ポータルにあるQRコードをスマートフォンでスキャンすれば、避難要領と避難所を案内するアプリケーションを設置できる。このアプリには例えばソウル中区(チュング)地域の避難所83カ所の位置がすべて出ている。アプリの「避難所」項目に入って自分の現在の位置を押すと1.5キロ以内の避難所を地図とともに詳しく案内してくれる。避難所は都心である場合は地下鉄や地下ショッピングモール、大型建物の地下駐車場などを指定している。首都圏の住居地域はマンションの地下駐車場を避難所に定めている。しかし避難所に指定された一部の地上駐車場は北朝鮮の砲弾を避けるには危険だ。2010年の北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)砲撃当時も、戦闘に加わるため走っていた海兵隊将兵と路上に露出した民間人など4人が砲弾の破片と暴風で死亡した。         

このポータルは北朝鮮の攻撃があれば警報サイレンに従って行動するよう説明している。敵の攻撃が予想されればサイレンが1分間鳴る。実際の攻撃時にはサイレンが波状的に3分間鳴り続け、ラジオ・テレビ・拡声器でも放送する。また、化生放(化学・生物・放射能)兵器の攻撃があったり予想される場合にはラジオなどで知らせる。特に化生放攻撃時には注意して行動する必要がある。北朝鮮が最大5000トン保有する化学兵器を砲弾に入れて撃つ場合、高地や高層ビルの上層部に避難しなければいけない。化学兵器の毒ガスは空気より重いからだ。外部の汚染した空気が入らないよう窓を閉めるのは基本だ。防毒マスクやタオル、マスクで口と鼻をふさぎ、ビニールなどで毒ガスが皮膚に触れないようにするのも注意事項だ。

敵の攻撃で火災が発生したり核攻撃がある場合は、化学兵器での攻撃時とは逆に行動しなければいけない。煙は空気より軽く上昇するため、低いところへ移動することになる。北朝鮮が保有中と判断される生物兵器の炭疽菌・ペスト・天然痘などによる攻撃がある場合はさらに注意が必要だ。疑わしい物質や汚染した患者および動物への接近・接触は避け、食べ物も15分以上沸騰させて摂取しなければいけない。北朝鮮が報復テロとして郵便物で白い炭疽菌を送ることもあり、発見すれば直ちに申告する必要がある。

可能性は低いが、北朝鮮が核攻撃をする場合にはできるだけ地下に避難してこそ生存できる。そこまで避難できない場合は核爆発地点と反対側でうつ伏せになり、目と耳をふさいで口は開けなければいけない。核爆発による閃光が発生してから数秒後にくる暴風のためだ。案内パンフレットには、核攻撃時にコンクリート壁30センチ、レンガ40センチ、土60センチの厚さなら放射線から保護されるという説明がある。また、核爆発後には落塵地域からできるだけ遠ざかることが重要だ。核爆発の2日後には放射能が100分の1に減り、間欠的な行動が可能だ。2週間過ぎれば放射能が1000分の1に減少し、日常的な活動ができる。したがって生存するための生活必需品を常に備えておく必要がある。しかし市民は「生存パック」をどこで購入するのか、どんな物品を入れるのかについて知らない。ポータルでは非常時に備えて30日分の食料の確保を勧告している。保管が便利なコメ・インスタントラーメン・小麦粉・缶詰めなどだ。避難所で過ごすための分厚いコートと毛布・肌着、履き物も準備しなければいけない。ラジオとリュックサック、懐中電灯、ろうそく、マッチ(ライター)と家庭医薬品も生存品目だ。家族と離れてしまう場合を想定し、会う避難所や親戚の家など2カ所以上をあらかじめ決めておく。非常時には通行止めになったりするため公共交通が便利だ。 中央日報より

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...