19日にあった河野太郎外相と韓国の康京和(カンギョンファ)外相との会談で、来年2月の韓国・平昌冬季五輪への安倍晋三首相の出席をめぐって日本側が韓国側を牽制(けんせい)する一幕があった。日本政府は慰安婦問題で韓国政府の対応に不信感を募らせており、外交的な「駆け引き」を仕掛けた格好だ。
複数の日韓関係筋が明らかにした。康氏が会談で「首相を平昌で歓迎したい」との文在寅(ムンジェイン)大統領のメッセージを伝えると、河野氏は文政権が2015年末の日韓合意に反する動きを見せていることに触れ、「このままでは(参加は)難しい」と伝えた。
日韓合意では、両国は慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決をうたった。だが、文政権は外相直属の有識者らのチームで合意の経緯などを検証する作業を開始。この日の会談でも、合意の着実な履行を求める河野氏に対して康氏は明確に回答せず、検証結果を27日に公表すると伝えた。
関係筋によると、河野氏の会談での発言は、韓国政府が日韓合意を否定する方向に転じれば日本の対韓感情が悪化し、首相の訪韓が難しくなるとの認識を伝えたものだという。ただ2020年の東京五輪には韓国の協力も必要で、「現時点では首相は参加しないとも伝えていない」(日本外務省関係者)としている。
康氏は20日、韓国記者団と懇談し、検証結果公表後に学者や元慰安婦らの意見を聴取し、政府としての対応を時間をかけて決める考えを明らかにした。日本政府はこうした文政権の対応を見極めつつ、平昌五輪への首相出席の是非を判断する方針だ。朝日新聞より
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年12月21日木曜日
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