2017年12月22日、韓国・YTNなどによると、韓国中部・堤川のスポーツ施設で29人が死亡した大規模火災で、消防当局は比較的短時間で現場に到着したものの、周辺に違法駐車車両が多かったために消火作業が難航していたことが分かった。さらに、現場に出動したはしご車が正常に作動しなかったことも救助作業の遅れにつながったという。
火災は21日午後3時53分ごろに発生した。通報を受けた消防当局はすぐに消防車や救急車44台、消防隊員や警察官490人余りを出動させたが、現場到着後の初期消火活動に失敗したという。原因は火災発生当時、スポーツ施設周辺には違法駐車車両が多く、消防車が火災現場まで接近するのに時間がかかったためとみられている。
さらに、出動したはしご車が故障して高層階に避難していた市民らの救出が遅れたと指摘する声も出ているが、消防当局は「周辺の駐車車両によりはしご車の作動空間が確保できなかったため救出作業が遅れた」と反論している。
しかし、消防当局がはしご車の作動に手間取っている間に、民間業者のはしご車は8階にいた市民3人を救出していたことが分かっている。そのため「消防装備の交換など対策が急がれる」と指摘する声も上がっている。
これについて、韓国のネットユーザーからは
「今後は違法駐車車両を踏みつぶしてでも侵入するべき。緊急の場合は車両が破損しても罪にならない」
「違法駐車車両を重機でどかしていい法律をつくろう」
「もどかしい。無理にでも侵入してほしかった。違法駐車車両より人の命の方が大切だ」
など違法駐車車両に対する批判の声が数多く上がっている。中には
「今日から家周辺で違法駐車車両を発見したらすぐに通報する。自分の安全は自分で守らないと」
との声も。
一方、違法駐車に対して
「体系的な防災教育を受けてこなかったから当然」と理解を示す声や、
「消防隊員の言葉は全て言い訳に聞こえる。韓国に路上駐車が多いことは周知の事実。普段どんな訓練を行っているの?」
「自分たちのミスを市民意識のせいにしないで」
など消防隊員に対する指摘の声もあった。 レコードチャイナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年12月22日金曜日
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