2017年10月1日日曜日

地図から日本列島を消した韓国 日本軽視の根本は「怒らない国民性」

北朝鮮の恫喝にすっかり目立たなくなっているが、実は韓国では文在寅(ムン・ジェイン)政権下、国や地方自治体が慰安婦問題の扇動の先頭に立つ動きが目立ってきた。
 
直近1週間だけでも、国立墓地に慰安婦追悼碑を政府主導で設置する計画を発表(9月25日)▽8月14日を「慰安婦被害者をたたえる日」と定める法案を国会の委員会が可決(同27日)-などがあった。

ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦像については、管理するソウル市鍾路(チョンノ)区が「公共造形物」の第1号に指定した。違法設置の像に自治体がお墨付きを与えるもので、像の撤去や移設を困難にするわけだから、ほぼ間違いなく日韓関係の悪材料になるだろう。

北朝鮮の挑発に対しては制裁を含め外交・安全保障面での関係強化の必要性を認めているはずだが、発足5カ月足らずの文政権がここまで日本の気持ちを逆なでするのは異様だ。韓国は単独で北に対抗できないことを知っているから外交の場では各国に同調してみせる。国内では国民情緒に寄り添ってみせなければ支持を失う-。

そんな中、国内で誰もノーを言わない安全な国民情緒が日本軽視である。協定や合意を幾度、踏み倒しても心底怒らない国の抗議はかわしやすいに違いない。

最近あった最悪の日本軽視は“日本列島消失事件”ではないか。2018年平昌五輪組織委員会の公式ホームページ(HP)に掲載された世界地図から日本列島が消し去られ、7カ月も放置されていた。

“事件”をめぐっては、菅義偉官房長官が記者会見で「極めて不適切」と不快感を表明して是正を申し入れ、国際問題となった。

韓国側は五輪管轄相が「あってはならないこと」と懸念を表明、組織委も即座に修正したが、メディアは事実関係のみ簡単に報道しただけ。無礼を通り越した対応である。

問題がブレークするきっかけとなる記事を書いた産経WEB編集チームの記者は最初、日本列島が消えた世界地図を見て偽物のHPではないかと疑ったという。国家のメンツがかかったスポーツイベントの公式HPで、隣国が消えた地図に気づかないわけがないと誰もが思うだろう。

組織委は「単純なミス」と釈明していたが本当か。

韓国国内では日本が相手となると“多少のことは問題視しない”という社会通念が幅を利かせる。

核で日本を海に沈めるとまで言い出した北朝鮮が無神経に過ぎることは言うまでもない。だが、韓国は日本列島を本当に地図から消してしまった。この事実は重い。

日本軽視の根本理由は何なのか。筆者の仮説は簡単だ。日本人は不快なことにも激しく怒らないから、韓国人が神経を使わない。ソウル駐在当時、「大統領名誉毀損事件」で起訴され、期日通知を待っていた日のこと。ソウル中央地裁から公文書郵便が届いた。中には期日通知と起訴状の日本語翻訳版のほか、「罪状一覧」という紙片が入っていた。

外国で起訴されて心細くなっていたところへ「一覧」するほどのぬれぎぬを着せようというのか?! さらになんと、事件は全て、ワイセツ事案だった。被告人欄に別人の氏名を見つけて正気を取り戻したが、失神しそうになった。後に、公判で裁判長に誤送付されて驚いたと半分抗議で伝えたが謝罪はなかった。強く怒れば地裁事務局から遺憾の意程度は得られたかもしれないと後で弁護士から聞かされた。

それにしても裁判長! まさか筆者を動揺させようと故意に封筒に入れさせたわけではありませんよね?  産経ニュースより

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