2017年10月10日火曜日

「確実に運用体制を築く」「気を緩めず積み重ねる」打ち上げ成功で関係者が会見

日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき4号機の打ち上げが成功した10日、鹿児島県の種子島宇宙センターでは関係者が会見し、今後の課題などについて語った。
 
みちびきは来年度から4基体制で本格運用が始まる。運用する内閣府宇宙開発戦略推進事務局の高田修三事務局長は「それまでの間、安定した信号を確実に出せるよう体制を築かねばならない。(活用の)成功事例を増やし、利便性を共有できるようにしたい」と話した。

政府はみちびきを東南アジアなどでも普及させる方針だが、ライバルの中国も独自の衛星測位システムを売り込んでいる。

高田氏は「みちびきはセンチメートル級の正確な信号を出せる利点がある。特質をうまく利用していただきたい」とした上で「必ずしも衛星システム間でライバル対決をしているのではない。各受信機が多くのシステムの信号を受信することで、測定の精度を上げられる」と話した。

一方、H2Aロケットは30回連続の成功となった。打ち上げを担当する三菱重工業の阿部直彦執行役員は「(先代の)H2までは、ここまで打ち上げが続かなかった。やっと安定的に打ち上げられつつある」と安堵の表情を浮かべた。

ただ8月の35号機では、エンジンに関連するバルブの開閉に使うヘリウムガスの漏れが打ち上げ直前に判明し、打ち上げが1週間延期された。ヘリウムタンクの栓に付着した異物を見落とした基本的なミスが原因で、阿部氏は「前回のこともあり、気を緩めず一機一機の打ち上げを積み重ねていくことだ」と慎重に語った。

一方、神戸製鋼所がアルミ製品の性能データを改竄していた問題が8日に判明。三菱重工業によると、今回の36号機の機体にも該当する製品が使われていたが、両社で性能に問題がないことを打ち上げ前に確認したという。機体のどこに使用したかは公表できないとしている。打ち上げ済みの機体も含め、他に該当品がないか調査中という。  
産経ニュースより

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