2017年10月4日、日本のお盆に当たる秋夕(チュソク、中秋節)を迎えた韓国。帰省して家族や親戚と共に過ごす人が多いため、秋夕が過ぎた後には毎年必ずと言っていいほど食べ残しや食品容器・包装資材などのごみの処理が問題になる。大量に出るそれらのごみは分別回収するのが非常に煩わしい。そんな中、韓国のネット上ではある日本の技術が注目を集めている。韓国・MBCが伝えた。
報道によると、東京都のある住宅街では、住民らが1週間に2回、午前8時までに所定の場所にごみを出し、それをごみ収集車が回収している。住民は食べ残しなどの生ごみとプラスチック製品を同じごみ袋に入れている。生ごみとプラスチックは全て燃やすのが原則で、リサイクルする品目は紙、ダンボール、ペットボトル、アルミ缶、ガラスの瓶のみだという。
回収されたごみは当日に東京都内20カ所にある清掃工場に運ばれる。工場ではごみを800度以上の高熱で燃やした後に急速冷却することで、ダイオキシンなど有害物質の発生を防止しているという。さらに、工場ではごみを処理するだけでなく、周辺の2万8000世帯が使用できる電気もつくられ、活用されているという。
ペットボトル1本でもリサイクルするには手間がかかる上、環境が汚染されるケースも多い。そのため、東京都はずいぶん前からプラスチックのリサイクルをしてこなかった。約10年前からはプラスチックを埋め立てず、燃やすことにしているという。
報道は最後に、東京都が生ごみやプラスチックを燃やすことにしたのは「埋立地の不足」も理由の1つだが、何よりも「完璧な分別回収は不可能」という現実的な認識のためだと伝えている。
この報道に、韓国のネットユーザーからは「やっぱり日本の技術力はすごい」「そんな技術があったのか!山積みのリサイクル用品や生ごみを見るたびに『これらはどこへ行くのだろう』と心配していた」など驚きの声が上がっている。
また「燃やしても発がん物質がでないのなら韓国もすぐに導入すべき」「韓国は技術がないからできないんでしょ?土地を汚染させるくらいなら、お金を払って日本から技術を学んでこよう」「韓国はこういう細かい部分まで全て日本に負けている。余計なプライドは捨てて日本から学ぶべきではないのか?」など韓国への導入を求める声も多い。一方、これらの声に対し「韓国では不可能だろう。焼却場の設置場所をめぐって10年は争い続ける」「良い方法だけど韓国では絶対無理。予算不足の言い訳と住民からの強い反発があるから」「日本の煙突浄化施設がどれだけ優れているかについての言及がないね?周辺で人が生活できるレベルだよ」などと指摘する声も見られた。レコードチャイナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年10月9日月曜日
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