小池百合子都知事率いる「希望の党」から、衆院選(10日公示-22日投開票)に出馬する公認候補に、24年前の「性的関係強要」報道が直撃した。40代の市議時代に、20代女性をホテルに連れ込んで性的関係を強要したとして民事訴訟を起こされ、地裁で敗訴しているのだ。当時、新聞で報じられ、最近、週刊誌も報じた。都政でも、国政でも「情報公開」を掲げる小池氏は、有権者にどう説明するのか。
報道によると、希望の党の公認候補X氏は1993年、スポーツ団体の幹部を務めていた市議時代、選手だった20代女性をホテルに連れ込み、無理やり、性的関係を迫ったという。その後も関係は続いたが、96年9月に女性が地裁に提訴した。翌97年、地裁は乱暴の事実関係を認め、県議となっていたX氏に損害賠償を命じた。
X氏は、判決を不服として高裁に控訴した。だが、X氏は99年、「妻子があり、市議、スポーツ団体幹部という地位にありながら、女性と性的関係を持ったことに遺憾の意を表明する」という内容で、女性側と和解したという。
国会議員は、公人中の公人である。
議員バッジを付ければ、「国権の最高機関」である国会に所属する、極めて重い責任が生じる。その対価や必要経費として、国民の税金から、歳費や立法事務費、秘書給与、政党交付金など、1人当たり1億円以上が支払われる。
当然、国会議員の候補者には、過去を含めた全人格的チェックが必要となる。
現に、自民党の高木毅前衆院議員は復興相時代の昨年、約30年前に女性の下着を盗んだ疑惑について、野党議員らに徹底追及された。高木氏は疑惑を否定した。このとき、国会で執拗(しつよう)に追及した柚木道義前衆院議員は現在、希望の党の公認を受けている。
X氏は報道に、どう答えるのか。夕刊フジは直撃した。
1997年の新聞に「『女性に性的関係を強要』県議に300万円賠償命令」「セクハラ県議に300万円命令」という記事が出ている。
X氏「(裁判は)弁護士を通じて勝った。対立の候補が(私への攻撃を)仕掛けてきたが、高裁で勝った」
勝訴したのはいつか
X氏「もう昔のことだから忘れた」
担当弁護士の名前は
X氏「忘れた」
確認だが、和解ではなく勝訴したのか
X氏「勝った」
希望の党から出馬する意向は変わりないのか
X氏「もちろん(出馬する)。党側も(過去の裁判など)すべて把握したうえで、公認してくれた。冗談じゃない! 二十何年も前の話を持ち出されて。こんなことばかりやるから、政治がダメになるんだ! 今さら持ち出すなんて、おかしい!」
X氏は「勝った」と主張するが、新聞には「和解成立」とある。「勝訴」と「和解」は違う。
小池氏は、この問題をどう処理するのか。国民は注目しそうだ。 夕刊フジより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年10月6日金曜日
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