2017年10月26日木曜日

米、西太平洋に空母2隻で正恩氏に強烈プレッシャー

北朝鮮の独裁者、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がおののく事態がまた訪れるのかもしれない。米海軍第7艦隊司令部(神奈川県横須賀市)によると、米原子力空母「セオドア・ルーズベルト」は23日、第7艦隊が管轄する西太平洋に入った。米韓軍の共同訓練に参加した原子力空母「ロナルド・レーガン」は21日、韓国・釜山に入港済みだ。西太平洋に米空母2隻が同時展開するのは今年夏以来とみられ、北朝鮮に対する強烈なプレッシャーとなりそうだ。
 
通常の警戒任務に当たるセオドア・ルーズベルトは中東に向かうとの見方もある。だが、朝鮮半島近くに展開すれば、核・ミサイル開発に邁進(まいしん)する正恩政権にとっては、恐れていた事態が現実となることを意味している。

というのも、北朝鮮の対外宣伝団体「北侵核戦争演習反対全民族非常対策委員会」が18日に発表した報道官声明で、強い反発を示していたのだ。

声明では、米国がセオドア・ルーズベルトを追加投入し、10月末ごろに大規模訓練を行おうとしているとして、「米国とかいらい好戦狂らの戦争狂乱を無慈悲に粉砕し、核戦争の火雲をもたらす侵略者、挑発者に最も悲惨な死を与えるであろう」と非難した。正恩政権は、朝鮮半島周辺での原子力空母2隻展開を本気で恐れている。

事態の緊迫化を受け、日本政府も在韓邦人の具体的な退避手段を模索し始めたようだ。

25日付の産経新聞は、朝鮮半島有事にあたって在韓邦人を避難させる非戦闘員退避活動(NEO)について、米国やオーストラリア、カナダを中心とした有志連合による枠組みでの対処を検討していると報じた。韓国で抵抗感の強い自衛隊を有志連合の一角と位置づけることで、韓国政府の同意を得やすくするのが狙いだという。

今度こそ朝鮮半島有事に近づいているのか。  夕刊フジより

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