枝野氏ら民進リベラル系が希望と一線を画して新党を結成することで、10日公示の衆院選は「自民・公明」、「民進合流組を含む希望」、「枝野氏らの新党とそれに連携する共産などリベラル勢力」という三つどもえの構図となる。
枝野氏は1日、民進の前原誠司代表と党本部で会談し、希望との公認調整状況について協議。枝野氏ら党内リベラル系や旧民主党を含む代表経験者を希望が公認しない見通しとなったことを確認した。その後、東京都内で長妻昭選挙対策委員長や近藤昭一副代表らと会談し、新党結成に向けた調整を本格化させた。背景には、無所属での立候補は政見放送や比例との重複立候補ができないなど選挙戦で不利になるとの判断もある。
枝野氏らによる新党には赤松広隆元衆院副議長(愛知5区)、阿部知子氏(比例南関東)、逢坂誠二氏(北海道8区)らが参加する見通し。赤松氏は2日午前、「希望の党には行かない」と述べた。去就が注目されている野田佳彦前首相は2日、無所属で立候補すると表明した。
このほか、無所属での立候補を表明した民進前職や民進から公認内定を受けていた立候補予定者が加わる可能性もある。2日午後にも総務省に新党結成を届け出て、枝野氏らが記者会見で表明する方向で調整している。
一方、希望の小池代表は2日午前、東京都庁で記者団に、同日中に第1次公認を発表したい考えを示したが、調整は難航。小池氏側近の若狭勝・前衆院議員は2日、同日中の発表を見送ると説明した。第1次公認には、若狭氏の政治塾参加者ら希望の立候補予定者と民進出身者が含まれる。若狭氏と民進の玄葉光一郎元外相が午後に国会内で会談し、調整を進める。 朝日新聞より
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