2012年2月17日金曜日

ギリシャGDP(国内総生産)7%減

ギリシャ国家統計局は14日、2011年4四半期のGDP(国内総生産)が7%減少したと発表した。通年では、5.5%を下回る予定であるという。欧州連合とIMFが押しつけた緊縮財政政策のため、景気、雇用が破壊され財政赤字も悪化させています。10年からマイナスの経済成長が続いていることになり、深刻な不景気がギリシャ国民を襲っています。
公務員の削減、年金支給額の引き下げ、付加価値税の値上げ等で財政赤字は9%以上となる見通しである。政府債務も10年145%から11年度は159%へ膨らんでいる。
失業率も19.2%に達して、税収も増えない悪循環に陥っている。

欧州連合は15日のギリシャへの緊急融資の財務相会議を20日に延期しました。欧州連合はギリシャに対して①ギリシャ議会での承認②政権与党党首による実施の確約③緊縮策の具体策。を要求していて、①は13日に議会で承認されたが、②③については未確定だという理由で支援決定を20日に延長する事になりました。

ギリシャは3月20日に多額の債務返済期限を迎える。それまでにギリシャへの融資が決まらなければ、ギリシャはデフォルトをすることになる。

国内では緊縮予算に対する、国民の反対は根強いものがあり、若者の暴動や労組のゼネストなど不満が高まっている。最後にギリシャ国民の進路を決めるのは、欧州連合やIMFではない、ギリシャ国民が決めることである。

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