2012年2月17日金曜日

イランがEUへの原油輸出停止

ロイター通信によると、イランは、EU6ヶ国への原油輸出を停止した。欧州連合はイラクの核兵器開発に対する制裁措置として、7月からイラクからの原油の全面停止を決めているが、イラクが先手を取って、オランダ、ギリシャ、ポルトガル、スペイン、イタリアの6ヶ国に対する原油の原油禁輸を報じている。
実際に6ヶ国への原油禁輸措置が実施されれば、ヨーロッパは破壊的な影響を受けることになる。

しかし、次の日にはイラン石油省が欧州連合へ原油禁輸は決定していないと否定をするなど、イランは欧州連合に対する揺さぶりをかけている。上がっている国名をみれば債務問題で危機的な国ばかりである。そこに原油の禁輸措置が取られれば、デフォルトは確実になる。

イラン国内も経済制裁で国民生活は窮乏しているという、国民の不満が高まればイラン現政権が立ち行かなくなる可能性もある。その為、イランは欧州連合への話し合いの書簡を送ったりして、各協議に再開について文書の提出も行っている。

イランは、各濃縮技術の向上などを宣言し、核開発はあくまで平和的利用だと説明し、今後も核開発は継続するという。

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...