2012年2月17日金曜日

ヨーロッパ銀行が格下げ

S&Pはスペイン15行の銀行を1~段階の格下げされました。また、スペイン政府は2011年度の赤字を粉飾した恐れがあるということで、制裁される恐れが出てきました。これはギリシャと同じ道をスペインは歩むことになり、最後にはスペイン国債は暴落する羽目になります。
先月にはフランス、オーストリア、イタリア、ポルトガル、キプロス、スロバキアが格下げされたばかりであり、銀行の格下げの波が止まらない状況に陥っています。

ムーディーズ・インベスターズ・サービスもスペイン国債を2段階格下げし(A3)、ポルトガルも1段階格下げされ(Ba3)に下げられました。A3の格付けは日本、中国、サウジで日本の格下げが12年度の予算成立いかんによっては格下げもあるかも知れません。

日本の国債の格下げも今後あり得るかも知れません。2012年度の予算成立がキーになりそうです。予算案は衆議院で民主党は過半数を握っているので、自然成立しますが、予算に関わる関連法案が通らなければ、格下げされる事態になるかも知れません。特に消費税の税率の引き上げ法案や特例公債法案(赤字国債発行法案)が否決されれば、格下げは避けられないでしょう。予算の成立のタイムリミットは3月10日である。

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