2012年2月26日日曜日

日本もホムルズ海峡監視に一役

P3C哨戒機ホルムズ海峡の位置         

ホルムズ海峡:日本政府「P3Cで監視」検討 封鎖の場合


P3C哨戒機 イラン情勢の悪化でペルシャ湾の出入り口のホルムズ海峡が封鎖された場合の対応を検討している日本政府は、東アフリカ・ソマリア沖で海賊対策のため派遣している海上自衛隊のP3C哨戒機で警戒、監視する案の検討に入った。野田佳彦首相はすでに同案の報告を受けており、詳細を詰めるよう関係部局に指示したという。

 イランの核開発問題を発端とした軍事衝突に備え、政府は原油輸送路の要衝であるホルムズ海峡で、海自護衛艦によるタンカーの警護や、機雷が敷設された場合の掃海艦派遣を行う際の課題の検討に着手している。P3Cの派遣案もこの一環として検討されている。

 P3Cは現在、ソマリア沖のアデン湾で、海賊対処法に基づき2機が不審船の監視や民間船舶への情報提供を行っている。ホルムズ海峡は、P3Cが拠点を置いているアデン湾西岸のジブチから約2000キロの場所にあり、日本から派遣するより早期に対応できるという。

 P3Cの任務の内容は「対処要綱」で定められているが、これを修正してホルムズ海峡での哨戒活動を追加する案が政府内で浮上している。対処要綱の修正は閣議決定のみで行うことができ、国会承認は不要という。

 ただ、P3Cをホルムズ海峡有事に転用すれば、軍事衝突している当事国の武力行使との一体化となり、憲法違反の恐れがある。またホルムズ海峡での活動中に、アデン湾の警戒が手薄になることも懸念される。このため、政府は代替案として、現在アデン湾で活動している他国の軍がホルムズ海峡に向かった場合、他国が同湾で活動している警戒活動を日本が肩代わりする案なども検討している。毎日新聞より

日本政府はホムルズ海峡が機雷封鎖された場合、日本の自衛隊がP3Cで監視活動をするという案が浮上している。戦争状態になれば日本もその一端をになうことになる。憲法違反の疑いが国会で追及される恐れがある。さらに、イランの巡航ミサイルの標的にされる恐れもある。日本にとってもホムルズ海峡は原油ルートであり、そこが封鎖されれば、石油が来なくなるので、分からないことではないが、国会の承認もなしにこのような計画案が静に進行している。米国の属国だから、言われればお金は出すし、自衛隊も派遣することになる。

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