2018年1月6日土曜日

暴露本がベストセラーに 著者に協力のバノン氏の立場危うく 

トランプ米政権に関する暴露本「炎と怒り」は5日、発売され、インターネット通販大手アマゾン・コムで同日のベストセラーになった。トランプ大統領は書籍を「嘘だらけ」と批判するが、反響は大きく、著者に協力して批判されたスティーブン・バノン元首席戦略官兼大統領上級顧問の政治的な立場を危うくしている。
 
著者のコラムニスト、マイケル・ウォルフ氏は5日、NBCテレビの番組で、執筆に当たって取材したトランプ氏の家族や政府高官の全員がトランプ氏を「子供のようだ」とし、知性や大統領としての適格性を疑っていたと述べた。

トランプ氏は取材を受けていないと主張しているが、ウォルフ氏は「録音もメモもある」と反論した。

記事の真贋をめぐる騒動以上に尾を引きそうなのが、バノン氏が今年11月の中間選挙をにらんで展開しようとした「トランプなきトランプ主義」を目指す政治運動に与える影響だ。

バノン氏は不法移民やテロに厳しいトランプ氏の主張に賛同する刺客を後押しして、共和党主流派を一掃しようとしていた。だが、バノン氏によるトランプ氏の家族批判が判明した後、頼りにした富豪一家のレベッカ・マーサー氏は「私は大統領を支持する」とし、バノン氏側への資金提供を拒絶した。有力な保守派論客も暴露本批判を始めた。

トランプ氏は5日、ツイッターに「マーサー家は『だらしないスティーブン・バノン』として知られる情報漏洩者をお払い箱にした。賢明だ!」と書いた。産経ニュースより

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