NASA(アメリカ航空宇宙局)の宇宙飛行士ドナルド・ペティット氏が、有人月面着陸はもはや不可能であると語った。ニュースサイト「Disclose.tv」が報じている。
ペティット氏はこれまで3度の宇宙滞在経験を持つベテランの宇宙飛行士で、うち2回はISS(国際宇宙ステーション)に長期間滞在している。そんなペティット氏が、この度、インタビューで月に行くことはもはや不可能だと語ったというから驚きだ。
「私も行ってみたいですが、月に行くための技術がもはやないのです。かつてはありましたが、壊してしまいました。もう1度作り上げるのは大変骨の折れる作業です」(ペティット氏)
【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2017/12/post_15397_entry.html】
最後の月面着陸となったアポロ17号が月に到達したのは、1972年のこと。それから45年余りの間に不要となった技術が廃棄され、現在それらを復元することは難しいということだろう。少し前にニュースにもなったが、NASAは現在も40年前に作られた宇宙服を使い続けているが、製品の消耗により2024年のISS運用終了まで持ちこたえることが難しいとも言われている。さっさと新調すれば良いと思われるかもしれないが、宇宙服の製作には莫大なコストが掛かる上、当時の技術が失われてしまっており、なかなかそう簡単に作れるものでもないらしい。
Q&Aサイト「Quora」に投稿された質問「なぜ月に行く技術が失われたのですか? 一度作ることができたものなら、もう一度作ることもできるのではありませんか?」に対し、NASAに勤務しているというロバート・フロスト氏は次のように答えている。
「もし今、『アポロをもう一度作って、月に行こう!』と言ったところで、簡単にできるものではないのです。工場も道具も材料もありません。アポロ宇宙船の製図と実物の違いを見極めるノウハウも、アポロ宇宙船の操作法のノウハウもないのです。しかも、当時使っていた材料ではなく、現在利用可能な材料を使うことになりますが、これは乗り物そのものを変えてしまうのです。体積、圧力、張力、相互作用、潜在的な不具合、乗り物の能力全てです。今から専門知識を再構成し、宇宙船のテスト、シミュレーションをし、新しい飛行規則や飛行手順、新しい操縦士や乗組員を用意すると何年もかかります」(フロスト氏)
また、SF作家のC・スチュアート・ハードウィック氏が同じく「Quora」に投稿した回答によると、40年以上も人類が月に行っていない理由は、「単純に莫大な費用がかかるから」だという。そして、それだけの費用をかけて月を探査する必要性も今やないのだろう。
とはいえ、月面着陸はフェイクだという噂に照らして考えてみると、当時の技術が現在ないのではなく、「そもそもそんな技術は未だかつて存在しなかったのでは?」と疑ってみたくもなるが。ペティット氏によると、今後NASAは有人火星探査の準備段階として、実験的に有人月面着陸を行う予定だという。もしかしたら、その時初めて「人類にとっての大きな飛躍」が実現するのかもしれない。infoseek newsより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年12月18日月曜日
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