2017年12月1日金曜日

「マクドナルドに大腸菌パティ供給」…韓国検察、納品事業者3人に逮捕状

加熱不十分な肉パティのマクドナルドハンバーガーを食べて心臓障害など深刻な病気に罹ったという告訴事件を調査中の韓国検察が、マクドナルドへの納品事業関係者3人の拘束令状を請求した。

ソウル中央地検刑事2部(部長パク・ジョングン)は30日、韓国マクドナルドに対し「ハンバーガー用ミンチ」(パティ)を全量供給するM社の実運営者兼経営理事のS氏(57)と工場長H氏(41)、品質管理課長J氏(38)の3人に対して畜産物衛生管理法違反の疑いで事前拘束令状を請求した。S氏らは、いわゆる「ハンバーガー病」と呼ばれる溶血性尿毒症候群(HUS)の原因として名指しされた「出血性大腸菌」に汚染された可能性の高いハンバーガー用パティを安全確認を正しくせずに流通させた疑いを受けている。


検察は先月18日、韓国マクドナルド本社と納品会社など4カ所を家宅捜索し、当時確保した資料に基づいてこれらの業者が流通したパティと最近告訴がなされたハンバーガー病発病との因果関係の糾明に捜査力を集中している。

これに先立ち7月5日、Kさん(4)の家族は、Kさんが「昨年9月25日マクドナルドでハンバーガーセットを食べ“ハンバーガー病”に罹り、心臓に障害を持つようになった」として、マクドナルドを食品衛生法違反などの疑いで検察に告訴した。Kさんの他にも4人の児童が似た症状を示したとし、韓国マクドナルドを検察に告訴し、8月26日には全羅北道全州(チョンジュ)地域の小学生7人と教師1人がマクドナルドのハンバーガーを食べて腸炎にかかったと保健当局に申告した。

マクドナルド側は、Kさんの告訴当時「調理基準に従って一定温度で調理しているので、加熱が不十分な肉パティが出てくることはありえない」と反論したが、非難世論が高まり、9月7日にチョ・ジュヨン韓国マクドナルド代表が一連の事態に対して謝罪した。

ハンギョレ新聞社より

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...