2017年12月6日水曜日

北の木造船 「遭難」一転、事件に 道警など対応苦慮

北海道松前町の無人島に避難した北朝鮮の木造船が、朝鮮人民軍傘下の船とみられることが判明した。島からはテレビや冷蔵庫などがなくなり、沿岸各地を騒がす問題は「遭難」から「事件」に性格が一変。対立を深める北朝鮮が相手とみられるだけに、警察や海上保安庁は難しい判断を迫られそうだ。
 
無人島の松前小島は周囲約4キロ、面積約1・5平方キロ。北東の避難港に松前さくら漁協(松前町)が所有する避難小屋があり、高台には灯台が立つ。漁協の吉田修策さん(67)が密漁の監視を任され、小屋に私物のテレビや冷蔵庫、漁具などを置いていた。

小屋には6畳間が3室ある。イカやコンブなどの漁で年100日は島周辺に行くため、食器や着替えなど生活用品もあった。しかし、今月3~4日に吉田さんが訪れると、小屋の入り口がこじ開けられ、中の様子は一変していた。

鍋の中に魚が放置され、ストーブを使った形跡もあった。港内には何者かが刺し網を仕掛けており、魚30匹以上が腐りかけたまま放置されていたという。

憤る吉田さんは「(木造船の乗員は)魚を調達して、しばらく滞在していたのではないか」と語った。

道警は窃盗の疑いで船員らから事情を聴くなど捜査を開始。ある道警幹部は「逮捕や書類送検するかは道警だけでは決められない。関係機関と協議して対応を検討する」と話す。

船員が国籍や名前を明かさない場合でも、犯罪がはっきりしていれば逮捕などは可能だ。起訴状には、警察署の留置場の番号と顔写真を貼り付けて名前の代わりにする方法もある。

船員が送検された場合、裁判で判決が確定するなど刑事手続きが全て終わった段階で、入国管理局が出国に向け処理に当たることになる。

船員が有効な旅券または乗員手帳を所持している場合は「不法上陸」、所持していない場合は「不法入国」の扱いとなり、強制退去手続きに移行する。退去に時間がかかる場合は、入管の施設に入れる可能性もある。

入管幹部は「今回は複雑なケースで、いろいろな対応が考えられる。今は警察や海保の判断を待ちたい」と話した。産経ニュースより

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