2017年12月21日木曜日

韓国外相に河野氏「塩対応」 夕食会なし

国家間の約束を果たさない韓国に、日本が毅然(きぜん)とした対応を貫いた。平昌(ピョンチャン)冬季五輪に合わせた安倍晋三首相の訪韓を求めた韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相に対し、安倍首相や河野太郎外相は言質を与えなかったのだ。慰安婦問題をめぐる日韓合意の完全履行を無視する国家には、当たり前の対応といえる。

「五輪の成功をお祈りしている」

安倍首相は19日午後、官邸で康氏と面会し、訪韓要請にこう応じた。

これに先立って行われた日韓外相会談で、河野氏は、米政権が事実上仲介し、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した一昨年12月の日韓合意について「着実に実施されることが重要だ」と繰り返し述べ、完全な履行を強く求めた。

これに対し、康氏は自身の下に設置した作業部会で進んでいる「合意成立経緯の検証」について説明したが、それだけで「最終的かつ不可逆的」から逸脱している。

韓国メディアによると、27日に発表予定という作業部会の検証結果は、日韓合意への過程にいくつかの「問題」を指摘する見通しとされる。

康氏は外相会談で、政府と作業部会の立場は異なるとの認識を示したが、責任回避か、「反日」政権の嫌がらせとしか思えない。

河野氏は、煮え切らない態度を取る康氏に攻勢に出た。

徴用工の問題を取り上げて、「解決済み」とする日本政府の立場を説明したのだ。歴史問題の蒸し返しを図る文在寅(ムン・ジェイン)政権を牽制(けんせい)する意図がうかがえる。

今回が初来日の康氏を、日本政府は表向き歓迎した。19日昼には都内の飯倉公館で、これまでレックス・ティラーソン米国務長官と、ラブロフ露外相にしか振る舞っていない天ぷらが出された。

だが、同日夜は河野氏主催の夕食会は開かれなかった。27日発表の検証結果を見極めるつもりのようだ。自国の都合しか考えない韓国に対し、当然といえる「塩対応」だった。夕刊フジより

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