2015年10月2日金曜日

人民元、国際通貨を狙う

麻生財務相は、中国の人民元について、国際マーケットで自由に売買出来るような信頼性が担保されなければいけないとの認識を示した。

中国は国際通貨基金(IMF)に対して、中国の通貨である人民元を㌦や円などと並ぶ主要通貨として並ぶ事を強く要求している。特別引き出し権(SDR)を構成する事を求めている。

SDRは㌦、ユーロ、ポンド、円の4通貨で合成された仮想通貨の様な物で、IMFへの出資比率に応じて、加盟国に配っている。外貨が不足すれば加盟国は、SDRと引き換えに外貨を豊富に持つ国から4通貨のいずれかを融通してもらうシステムである。

中国もその一角に食い込もうとしているが、人民元は政府の介入を受ける通貨だけにそれが解消されない限り、国際通貨になることは難しい。

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