【世宗聯合ニュース】不況の影響が韓国社会のあちこちで出始めている。家族や仲間と食事を共にすることを大切にしてきた文化は色あせ、コンビニエンスストアの弁当販売が増えたほか、生活用品をレンタルで済ます傾向が強まる。一方で、宝くじや酒・たばこの売り上げは増えている。
韓国経済は4~6月期の大企業の製造業売上高が前年同期比で7.5%減少し、減少幅が2003年の統計開始以来ワーストになったほか、今年に入り9カ月連続して輸出額が前年比で減少している。そのあおりを受けて、消費も「不況型」の様相を見せている。
ある証券会社のアナリストは韓国経済の先行きの暗さがコンビニの売り上げ好調に出ていると見る。その理由として、1人で安い弁当を食べる人が増えてきたことを挙げ、「不況型の消費パターンが強まり、コンビニの売上高の増加は続くだろう」と分析した。 たばこの値上げを差し引いても百貨店や大型スーパーと比べ、コンビニの売上高の伸びは目立つ。8月の売上高は1兆5610億ウォン(約1600億円)で前年同月比36.9%増加した。増加幅は百貨店の5.0%、大型スーパーの6.6%を大きく上回る。
◇購入よりレンタル
不況や就職難の影響は、モノを買うよりもレンタルで済ませる人が増えていることにも表れている。これまでは高級ブランド品や自動車、家電などが主にレンタルの対象だったが、最近は大学生などの若者を中心に衣料などを借りる人が多いという。 実際に、衣料と靴、かばん、化粧品の販売額は3カ月連続で減少している。統計庁によると、8月の衣料販売額は前年同月と比べ9.7%落ち込んだ。
◇消費に異変
その一方で、今年上半期の宝くじの売り上げは前年同期比9.2%増の1兆7700億ウォンに上った。 酒とたばこの販売も増えている。今年7~9月の1世帯当たりの酒・たばこの月間平均消費額は3万2496ウォンで、統計を取り始めた03年以降で最も多かった。
衣料などの支出を減らして、宝くじに夢を託し、酒・たばこでストレスを発散させる国民が増えていることになる。
不況が庶民の暮らしを直撃している。輸出が激減して大企業も青色吐息であるみたいである。輸出型の経済は輸出が減れば直接経済に影響を与える。内需型に切り替えない限り、韓国経済の再生はないのではないでしょうか。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年10月4日日曜日
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