2015年10月25日日曜日

米海軍近い南沙諸島へ接近

【ワシントン和田浩明】南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島で中国が進める埋め立て・軍事拠点化への対抗措置として、米国のオバマ政権が人工島の「領海」に相当する12カイリ(約22キロ)内に米軍の艦船や航空機を近く進入させることを決定した。米政府に近い複数の関係筋が明らかにした。ミスチーフ(中国名・美済)礁とスービ(中国名・渚碧)礁の周辺海域での実施を検討中とみられる。米国が主張する「航行の自由」を作戦行動で示す狙いだが、米軍が実際に航行に踏み切れば、中国が強く反発するのは必至だ。

◇暗礁2海域で検討

「航行の自由」作戦について関係筋は「実施の決定は下され、具体的な方法について議論している段階だ」と述べ、近く実施されるとの認識を示した。国防総省は今年5月の時点で、中国が造成した人工島の「領海」に相当する12カイリ内を航行する作戦計画が存在することを明らかにしていた。

米国はフィリピンやベトナム、マレーシアなども領有権を主張している南沙で中国が進めてきた埋
め立てや軍事施設の建設を「緊張を高める行為」として強く批判。オバマ大統領は9月にワシントンで会談した習近平・中国国家主席に中止を求めたが、習氏は「主権の範囲内」と拒否していた。

オバマ政権に政策提言をする米有力シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)で南シナ海での中国の活動を調査するグレゴリー・ポーリング氏は毎日新聞の取材に、米軍の「航行の自由」作戦について、ミスチーフ礁とスービ礁を埋め立てた人工島の周辺海域が対象になる可能性が高いと述べた。二つの岩礁は、いずれも埋め立て前は満潮時に水没する「低潮高地(暗礁)」であり、国際法上は領有権や領海を主張できない。このため米軍が進入しても特定国の領有権には影響を与えず、全ての国のために航行の自由を支持するとの米国の主張を示しやすいとの判断と見られる。

ミスチーフ礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるが、1994年に中国が占拠、構造物を建設した。今年4月には大規模な埋め立て作業が行われていることが判明。9月には3000メートル級滑走路の建設関連と見られる作業も確認された。スービ礁でも、昨年1月ごろから埋め立てが始まり、今年8月には滑走路建設と見られる作業が行われている。毎日新聞より

いよいよ、米海軍が中国が埋め立てる人工島の12㌋内に侵入する。中国側が激しく反発すると予想される。中国の勝手な行動に米国が立ち上がった。南シナ海は中国主張している、古代より中国が支配してきたと行っているが、古代とはいつの時期なのか。自分勝手な主張は国際的に支持されることはない。チベットやウイグル自治区まで併合している。

この国は共産党政権から民主的な国にしなければならない。そうすることで、東アジア地域は安定する。その前に中国内で内乱が起きて、自己崩壊するかも知れない。中国からの難民が日本に押し寄せることも予想されるので南西諸島に海保や海自を配備し、日本来る難民を防ぐ措置を取らなければならない。何せ人口が多い国だけに、内乱を避けるために沖縄や台湾に逃げてくる人が出るはずである。

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...