2017年はスマートフォンや電気自動車などの分野で中国企業の好調ぶりが目立った1年だった。日本市場にもファーウェイやハイアールなどの中国企業の製品が入ってきているが、これまでの「中国製品は安かろう悪かろうだ」というイメージは大きく変わってきており、むしろ、高品質だと感じる人も増えているようだ。
中国メディアの今日頭条は2日、「なぜ中国製品は質が非常に高いのか」と題して、中国製品に対する海外ネットユーザーの意見を紹介する記事を掲載した。
記事が最初に紹介したユーザーは、中国製品の質が向上しているのは「日本から学んだから」と指摘。日本製品もかつては質の悪い製品の代名詞だった時代があったが、その後、品質が向上し、高品質の製品が作れるようになった。ここまで来るのには大きな努力が必要だったが、この日本の製造業の歴史を間近で見てきた中国は、日本からいち早く学び、品質の向上に力を入れてきたため、成功したという。
また、別のユーザーは、中国が「バリューチェーン」を意識し、独自のブランドを立ち上げることで利益を上げて成功したと指摘した。レノボ、ハイアール、ファーウェイ、シャオミなどがその例だという。また、経済的に豊かになった中国人が「金に糸目をつけなくなった」ことが、中国企業の後押しになったとするコメントもあった。中国では有名ブランドには大金を払うのは当然という風潮があるため、こうした風潮が中国の製造業にとってプラスとなり、ゆとりのできた企業は進んで品質の向上に取り組むようになったという見方だ。また、中国企業が世界中で企業の買収を展開していることも、技術力やマネジメント力の向上につながっていると言えるだろう。
いずれにしても、質の良さを売りにしてきた日本企業が、近年ではデータ偽造をはじめ、悪いニュースが続いているため苦境に立たされているのは事実だ。価格、品質ともに消費者の信用を得るようになった中国製品に負けない工夫と努力が求められるだろう。
サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年1月4日木曜日
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