去年の世界の軍事費は、中国と周辺国との緊張が高まっていることなどが影響して3年連続で増加していて、冷戦終結後、最も高い水準に達していることがスウェーデンの研究所の分析でわかりました。
世界の軍事情勢を分析するスウェーデンの「ストックホルム国際平和研究所」は、2日、去年の世界の軍事費を分析した報告書を発表しました。
それによりますと、去年の世界の軍事費の合計は、1兆7390億ドル、日本円にしておよそ190兆円で、おととしよりも1.1%増加しました。これは3年連続の増加で、研究所は、冷戦終結後、最も高い水準に達していると指摘しています。
地域別に見ますと、アジア・太平洋地域がおととしより3.6%増加していて、中でも中国は、アメリカに次ぐ第2位の2280億ドル、日本円にしておよそ25兆円で、5.6%増加しています。
さらに、中国と国境問題を抱えるインドは、おととしより5.5%増加し、フランスを抜いて世界第5位の水準に達したほか、アメリカ軍の最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備をめぐって中国との関係が冷え込んだ韓国は1.7%増加しました。
研究所は「中国と周辺国との緊張により、この地域の軍事費が増加している」と分析しています。
このほか、ロシアやヨーロッパ、それにアフリカでは減少しているものの、不安定な情勢が続く中東では増加しているということです。NHKニュースより
それによりますと、去年の世界の軍事費の合計は、1兆7390億ドル、日本円にしておよそ190兆円で、おととしよりも1.1%増加しました。これは3年連続の増加で、研究所は、冷戦終結後、最も高い水準に達していると指摘しています。
地域別に見ますと、アジア・太平洋地域がおととしより3.6%増加していて、中でも中国は、アメリカに次ぐ第2位の2280億ドル、日本円にしておよそ25兆円で、5.6%増加しています。
さらに、中国と国境問題を抱えるインドは、おととしより5.5%増加し、フランスを抜いて世界第5位の水準に達したほか、アメリカ軍の最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備をめぐって中国との関係が冷え込んだ韓国は1.7%増加しました。
研究所は「中国と周辺国との緊張により、この地域の軍事費が増加している」と分析しています。
このほか、ロシアやヨーロッパ、それにアフリカでは減少しているものの、不安定な情勢が続く中東では増加しているということです。NHKニュースより
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