2017年7月4日火曜日

九州北部横断、四国再上陸=台風3号東へ

台風3号は4日午前8時ごろに長崎市付近に上陸し、九州北部を横断した後、正午すぎに愛媛県宇和島市付近に再上陸した。四国と近畿南部を東へ進み、4日夜に東海沖、5日朝に関東の東海上へ達するとみられる。北陸から東北に停滞する梅雨前線も活発化し、気象庁は九州から東北にかけて大雨に警戒するよう呼び掛けた。西日本は暴風や高波にも警戒が必要。

総務省消防庁によると、新潟県糸魚川市で60代男性が用水路に転落し骨折する重傷を負った。熊本、石川、富山、新潟、長野、福島各県の一部には土砂災害警戒情報が出された。新潟県の柏崎市や長岡市の一部、石川県七尾市の一部などには避難勧告が発令された。
全日空と日本航空によると、九州を発着する便を中心に4日午前11時現在で計47便が欠航し、約3000人に影響した。JR九州によると、九州新幹線は強風のため一時全線で運転を見合わせた。
長崎県雲仙市・雲仙岳では4日午前9時5分すぎに最大瞬間風速42.1メートルを観測。熊本県阿蘇市では同10時20分ごろまでの1時間に81.5ミリの猛烈な雨が降った。

台風で倒壊し、県道をふさいだ作業場の屋根を撤去する熊本市職員ら=4日午後、熊本市東区
 











3号は4日正午、宇和島市の西約30キロを時速55キロで東北東へ進んだ。中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。南東側190キロ以内と北西側150キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
 

5日正午までの24時間予想雨量は多い所で、四国250ミリ、近畿200ミリ、北陸と関東甲信150ミリ、東海120ミリ、九州北部と中国、東北100ミリ。土砂災害や河川の増水、低地の浸水が起きる恐れがある。
4日の九州北部と四国、近畿、東海、関東甲信の最大瞬間風速は35メートル、四国の波の高さは6メートルの見込み。 時事通信より

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