2015年3月15日日曜日

尖閣諸島は日本固有の領土

日清戦争直前の明治26年(1893年)、清国が日本側に出した公文書で、尖閣諸島を清国領として認識していない事が、長崎純心大の准教授の研究で明らかになった。
中国側は、現在中国領だと主張している。日清戦争に乗じて日本が強奪したと主張している。新たに確認された公文書では、この中国の主張を覆す文書である。
公文書は、尖閣諸島に向けて出航し、難破した熊本県民3人に関する両国の往復書簡で、3人を乗せた船が尖閣諸島に向かう途中で暴風雨で、中国に漂流した。3人は清国の官憲に事情聴取された後、日本に送還された。
日本の外務大臣は3人の保護・移送に協力してくれた清国の地方官に感謝する趣旨の公文書を上海領事館に作成させ、中国の長官宛てに送った。公文書を受け取った長官は、尖閣諸島が目的だった事に対して、抗議などをした形跡はなかった。
翌年に日清戦争がが始まり、戦争中に日本は尖閣諸島を日本領として正式編入した。中国は日清戦争以前から尖閣諸島を清国領として認識していなかったと示す公文書である。
日本は尖閣諸島を無主地として日本領土に編入した明治政府の決定が正しかったと指摘している。
尖閣諸島の西側には中国の国境線が記された史料があり、無主地であることはあきらかで、日清間の公文書は尖閣諸島は日本の領土である事が明らかになった事になる。

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