2015年3月1日日曜日

値上げラッシュ

アサヒグループホールディングの研究所が今年2月に行った節約についての意識調査(回答1419人)で、節約を意識していると答えた人は9割。節約目的(複数回答)にそれぞれ4割が消費税増税、長引く経済不況、老後の生活不安、をあげました。増税のため、買い物する時には必要な物しか買わなくなった等の声が寄せられています。税負担が家計を逼迫させる一番の負担になっていると指摘しています。
円安による原材料費や包装資材費の高騰を理由に、昨年はハム、ソーセージ、バター、チーズ、ちくわ、コピー用紙、キッチンペーパー、等々が値上げされました。
1月以降も即席麺や食用油、スパゲティ、カレール等が値上げ去れ、今後も値上げが続きそうです。
総務省は15年1月の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は28万9847円、物価変動の影響を除く実質で前年同月比5.1%の減少で、10ヶ月連続してマイナスです。庶民の財布はますます固くなっています。


3月から値上げされる商品。
紀文食品:魚肉錬り製品、中華総菜など5~15%。
一正蒲鉾:水産練り製品、総菜、水物など9~15%。
日清フーズ:家庭用お好み焼き、ホットケーキ用ミックス2~4%、パスタソース5~20%。
ロッテアイス:アイス34品8.3~10.5%。
江崎グリコ:アイス35品8.3~10.5%。
森永製菓:アイス7品8.3~10%。
明治:アイス26品を8.3~10.5%。
ハーゲンダッツジャパン:カップやサンド商品20品を3.4%。
三井農林:家庭用ティーバック製品を8.7%。
日清オイリオ:家庭用オリーブオイルを30~50%。
昭和産業:家庭用冷凍食品11品を5~15%、家庭用ホットケーキミックスや天ぷら粉5品を2~4%。オタフクソース:家庭用お好み焼きソース、焼きそばソース、たこ焼きソース29品を8~10%。
森永乳業:アイス6品を8.3~30%、牛乳、コーヒー飲料、ヨーグルト、ティーバック、コーヒー用粉ミルクなど35品3.2~8%値上げ、飲料、ヨーグルト、スキムミルクなど14品を3.6~11.1%減量。


4月から値上げされる商品
日清オイリオ:家庭用食用油を12%以上。
雪印メグミルク:市販用牛乳類、乳飲料、ヨーグルト、ホイップ用クリーム41品を2~4.5%、バター、チーズ33品を2.5~8.2%、宅配用牛乳類、乳飲料、ヨーグルトなど41品を1.7~4.2%。
明治:ヨーグルト、乳飲料等を2~6%、牛乳を2~5%、バター、チーズ8品を2.6~8.2%、宅配専用牛乳、ヨーグルト22品を3~5%。
森永乳業:バター、チーズ4品を2.6~6.5%。
カゴメ:トマトケチャップやトマトピューレー等4~13%
キッコーマン食品:トマトケチャップやトマト加工品10品を4~10%。
ネスレ日本:家庭用コーヒーを20%。
ヱスビー食品:カレー、シチューなどの家庭即席製品68品を8%、家庭用レトルト製品49品を10%。


5月から値上げされる商品
雪印メグミルク:スキムミルク3品を11.1%減量。


まさに値上げラッシュの様相である。食品関係だけではなく、他の商品も値上げされることになるので、庶民は生活を守るために安売りの時に、買うようにする行動に出るだろう。給与が上がらない中で、必要でないものは買わないことが徹底されることになり、消費不況になるのではないでしょうか。
賃上げをしなければ、個人消費は落ち込みそれが、国内総生産に占める国民消費は60%であるそれが落ち込めば、国内総生産(GDP)は落ち込むことは目に見えている。
取りあえず節約、節約の生活をして行かなければ、生きていけない時代になってしまった。

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