2015年3月22日日曜日

景気は悪い方向へ

内閣府が21日発表した社会意識に関する世論調査で、現在の日本で悪い方向に向かっている分野として「景気」を上げた人が昨年1月に比べ、11.3%の30.3%の上った。最多は「国の財政」39.0%、物価「31.3%」と続き、いずれも前回より増えた。阿倍首相の政策「アベノミクス」への期待感が薄らいだ事になる。
世界的な金融危機を招いた「リーマン・ショック」以降の調査と比較すると「景気」を悪い方向と回答では2番目に低い。長期的に見れば経済回復への希望への期待感でもあるとみられる。
良い方向へ向かっているトップは「科学技術(30.1%)」、「医療・福祉(26.7%)」、「防災(21.3%)」「景気」は11.6%減って10.4%になった。
その他に「国や社会に目を向けるべき」と「個人生活充実」のどちらの問に対して、「個人生活」と回答した人は41.0%で1971年以来最も多くなった。現在の社会で満足していない点として、「経済的ゆとりがない」がトップで、「若者が社会的自立が出来ない」40.1%、「家庭が子育て出来ない」28.8%の回答であった。
今の日本社会の日本人の感じている事を表している調査である。経済的ゆとりや若者が自立出来ない、子育て問題、このような問題を解決しないことには、日本は衰退の道をひた走ることになる。

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