2018年7月30日、韓国・SBSは、韓国内でBMW車の火災が頻発している理由について報じた。
記事によると、韓国国土交通部はこのほど、「(車が輩出する窒素化合物を減らすための装置である)排気ガス再循環装置(EGRシステム)が火災の原因」と指摘したBMW側の分析結果を認めた。この装置の冷却機能が正常に作動せずに火災が発生したというのだ。なおBMW側は、来月中旬からリコール車両を対象にこの装置を交換すると発表している。
また記事は「海外販売車両にも同様に装置が付いているが、なぜ韓国だけで火災が頻発するのか」と疑問を投げかけている。「国内販売車に特定の会社の部品が使われたのではないか」と疑惑を深めるも、BMW側は「事実ではない」と一蹴、「国内外を問わず全車に同じ種類の部品が使われている」と明らかにしたという。ただし「韓国以外の国で車両火災の報告はない」と主張したとされる。
BMWと国土交通部は「520dというグレードが韓国で特に多く売れたため、火災が数多く報告された」と説明しているとのこと。
専門家など一部からは「設計上の欠陥」や「国内環境と燃費規制を合わせるための制御プログラムの問題」といった指摘も出ているそうだ。記事は最後に「事故原因に対する情報を握っているBMWが秘密主義を一貫しており、部品のリコール以降は果たして安全なのかという疑問も浮上している」と伝えている。
これを受け、韓国のネット上では男性ユーザーを中心にさまざまなコメントが寄せられている。「火が付いたように売れていたけど、最近じゃ毎日火災が発生してる」と火災の頻度の多さがうかがえるものや、「現職の整備士だけど、BMWの言葉はうそ。国内で販売されているモデルのEGRバルブなどはみんな中国製で、他国はドイツ製だと聞いている」「現代や起亜車の欧州用輸出車には床下サビ止め塗装がされているけど、国内にはない」など韓国の車市場に警鐘を鳴らす声が上がった。
また、韓国政府に対して「問題のある車種が韓国で販売される。なぜなら罰金を払えば政府が目をつぶってくれるから」「政府が自動車業界を制御できていない」などと非難するコメントも目立った。レコードチャイナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年8月2日木曜日
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