「こうのとり」7号機では、ISSでのミッション終了後の地球への再突⼊の機会を利⽤し、⼩型回収カプセルを使って、⽇本が今まで有していなかったISSからの物資回収技術の技術実証を行います。
カプセルの運用
「こうのとり」7号機がISSを離れる前(離脱前)に、実験試料を搭載したカプセルを「こうのとり」7号機与圧部入り口に取り付け、HTVの軌道離脱・再突入軌道投入後に地上からのコマンドでカプセルを分離させて再突入させ、パラシュート降下した後、洋上で回収する計画です。
カプセルと試料収納部の構成
カプセルの直径は84cm、高さ約66cmの円錐状で、実験試料を除いた質量は約180kg。窒素ガスを噴射して姿勢を制御する機能を持ちます。揚力誘導飛行により再突入時の加速度環境の緩和を行う再突入体としては世界最小レベルです。
カプセルでは、電力を使わずに保冷するため、真空二重断熱容器(魔法瓶)と蓄熱剤(保冷剤)を搭載し、その内側に実験試料を格納します。
カプセルの設置
「こうのとり」7号機がISSから分離する前に、宇宙飛行士が「こうのとり」与圧部入口のハッチの部分に、カプセル専用の構造体(与圧隔壁)を取り付け、気密を確保します(「こうのとり」7号機側のハッチは開けたままにします)。
そこに試料を収納し分離機構を取り付けたカプセルを固定します。
「こうのとり」7号機が大気圏突入のための噴射を終了した後、地上から「こうのとり」7号機へカプセルの分離コマンドを送信することにより、分離機構系を動作させてカプセルを「こうのとり」7号機から分離します。
カプセルが揚力誘導飛行により再突入しパラシュートを開傘、緩降下して海上に着水した後、回収船でカプセルを回収します。
カプセルから取り出した実験試料を南鳥島で航空機に積み替えて速やかに本土に輸送する計画です(カプセル本体は引き続き回収船で本土に輸送)。JAXAより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年8月27日月曜日
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