2018年8月26日日曜日

留学後も日本に残って定住する中国人が増えているのは何故なのか

近年、留学後も日本に残って定住する中国人が増えているようだ。母国で暮らすより日本で住む方が良いものなのだろうか。中国メディアの快資訊は21日、物価を通して日本での生活を紹介する記事を掲載した。

記事は、日本の物価は中国よりもずっと高いと紹介。例えばスイカは中国では1玉300円程度が平均だが、日本では1万円ほどすると主張した。また数年前には栄養補充のために青汁が流行したが、これも野菜が高いからだと分析。確かに今年は野菜価格が高騰したが、スイカが1万円というのは大げさだろう。

さらに、食費以外では日本の住宅も高いと紹介。東京では100平方メートルの物件の場合、家賃が5万から7万円すると紹介しているが、東京でそんな物件はほぼ皆無であり、的外れな指摘と言わざるを得ない。また、中国の都市部では不動産価格が異常なほど高騰していることを考えると、日本の住宅は十分良心的な価格であり、むしろその安さに驚く中国人の方が多い。記事は日本の住宅について、国土が狭いものの地震が多いため、高層マンションは少なく低い建物がひしめき合っている傾向にあると紹介している。

しかし、物価を除けば良い点も多く、交通事情は田舎でなければ非常に便利で、日本の街はとてもきれいであり、社会全体の雰囲気も非常に良いと絶賛。そもそも、「資本主義の国なので」給料も良く、1カ月に必要な生活費は住宅費を除いて16万程度だが、サラリーマンの給料は32万円程度と、物価と給料とが比例しているので、結局のところ物価の高さは大きな問題点ではないだろうと締めくくっている。

記事では、日本での生活のしやすさを知るのに物価の高さで比較しているが、収入との比率で言えば十分に生活しやすい範囲内ということができるだろう。むしろ、中国の物価は収入と比べて高く、生活は容易ではない。また、より多くの人が留学後日本に残っているということは、やはり日本は住みやすい所と言えるのではないだろうか。サーチナより

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