金正恩体制を支える秘密警察が失態を演じて、住民から失笑を買っているという。
北朝鮮には、日本の警察にあたる人民保安省と秘密警察である国家保衛省という二大治安機関が存在する。いずれも拷問を厭わない残忍な取り締まりで知られている。
これらの機関は、反体制の動きを徹底的に監視することはもちろん、最近では北朝鮮体制のプロパガンダを骨抜きにしかねない韓流コンテンツを目の敵にしながら厳しく取り締まっている。
デイリーNKの内部情報筋によると、保衛省は昨年まで、韓流ドラマ・映画の視聴、脱北やそのほう助、不穏な言動をした者を公開裁判にかけて、一部を銃殺にしていた。
一昨年4月には、韓流ビデオのファイルを保有していた容疑で女子大生が摘発され、過酷な拷問を加えられた。その結果、彼女は悲劇的な末路に追い込まれた。
拷問駆使した恐喝ビジネス
その保衛省が、ある失態を演じた冒したことで住民から失笑を買っているという。
デイリーNKの内部情報筋によると、先月下旬、北朝鮮の首都・平壌から北へ50キロメートルほど離れた場所に位置する平安南道(ピョンアンナムド)粛川(スクチョン)郡の住宅から、ある男性とその娘が姿を消した。
男性の妻は、既に脱北して韓国に住んでいた。このことから現地の保衛局(保衛省の地方組織)は、通報員に家族の動向を2時間毎に報告させるなど、厳しい監視のもとに置いていた。それにもかかわらず姿を消したことから、保衛局はかなり動揺し、すぐさま上部へ報告した。
この情報は、上部機関の保衛省にまで伝わり、行方不明者の捜査は国レベルでの捜査に切り替わった。保衛局は、国境に向かう列車や車に対する検問を強化するなど、全力で親子の行方を追っているという。
また、中朝国境の新義州(シニジュ)では、2人の人相、体型などの情報を公開した上で「脱北して韓国に住む妻のところに向かっている男とその娘を見つけたらすぐに通報せよ」との指名手配令を出すほどだ。
しかし、事件発生から15日が経過したにもかかわらず、保衛局は2人の行方はおろか、脱北を幇助したブローカーが存在したのかどうかなどを含めて、何一つ把握できずにいる。
あまりの大騒ぎに、新義州の人々は「高級幹部が脱北したのか」と思っていたが、単なる一般人だと知り「粛川の保衛局の連中はやはり田舎者だ」と鼻で笑い、ここぞとばかりに保衛局批判を始めた。
新義州の保衛局は、管轄区域で家族単位の脱北者が出ても、責任を取らされないように単純な行方不明事件として処理する。一方、粛川の保衛局は動揺のあまり、上部に報告。そのため、国レベルでの捜査になってしまったのだ。
こうなると、もし保衛局が2人を逮捕できなければ、同局の幹部は連帯責任でクビになり、処罰される可能性すらある。これが普通なら「正直者が馬鹿を見る」と見られるかもしれないが、保衛局は人権を無視した取り締まりだけでなく、拷問を駆使した恐喝ビジネスを行うなど、住民からの評判はすこぶる悪い。
今回の失態で保衛省の要員が罰せられたとしても、同情する一般住民は誰一人いないだろう。 infoseek newsより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年7月25日火曜日
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