2017年7月7日金曜日

地球の氷が全部溶けるとどうなる? 東京圏完全沈没

英紙「Independent」(3月2日付)によると、「世界気象機関(WHO)」が南極周辺のデータを分析したところ、南極半島北端の観測基地で過去最高気温となる17.5度が2015年に記録されていたことが判明、このまま気温上昇が続き、南極の氷が全て融解すれば海面が60メートルも上昇すると見積もられているという。

■地球上の全ての氷が溶けてしまったら

もし地球上の氷が全て溶けてしまったら、世界はどうなってしまうのだろうか? そんな戦慄の未来を予測した動画を米ビジネスニュースサイト「Business Insider」(2015年2月13日)が紹介している。
 
詳しくは本文末尾の動画をご覧頂きたいが、たとえば、大西洋に面する現在の海岸線は全て消滅、米フロリダ州マイアミも地図上から姿を消す。

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画像は「EWAO」より引用
 
南米大陸はさらに悲惨だ。アマゾン盆地、アルゼンチン・ブエノスアイレス、パラグアイが軒並み海水に飲み込まれてしまう。
 
ヨーロッパ、アフリカオーストラリア南極、アジアでも被害は甚大だ。特に、中国は上海から北京にかけて海に沈むことになる。
 
日本も中国地方から近畿地方にかけて随分とスリムになり、中部地方も海岸線が大きく後退、首都圏は東京湾に飲み込まれる。日本沈没とまではいかないが、狭い日本がさらに窮屈になることは間違いないようだ。

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画像は「EWAO」より引用

画像は「EWAO」より引用

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説明を追加

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
とはいえ、科学者らの試算によると、地球上に存在する氷が全て解けるには5000年ほどの歳月が必要になるという。今すぐに世界が海に沈むわけではないが、以前から叫ばれている海面上昇の危機がいよいよ現実のものになってきた、といえるだろう。
 
現在、南極大陸の巨大棚氷「ラーセンC」に100kmを超える亀裂が入り、このままでは大陸から分離する危険が叫ばれている。米紙「Huffington Post」(2月22日付)によると、確率はそれほど高くないが、ラーセンCの崩壊により氷河が海に流れ込んだ場合、海面が上昇する可能性もあるという。
 
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南極の亀裂「Youtube」より引用
 
また、2030年までに北極の夏季の海氷が全てなくなるという予想もあることから、約55兆円かけて再氷結するプランもあるというが、地球で最も気温の上昇速度が速いことから、早急な対応が求められている。
 
一方で以前トカナでも報じたように、「海流の停止」や「太陽の活動サイクルの停滞」により、ある日突然、氷河期に突入する可能性も指摘されている。地球温暖化も氷河期も決して人類にとって歓迎できる事態ではないが、どちらかが行き過ぎた場合、もう片方が上手くバランスをとってくれると助かるのだが。 トカナより
 

動画は「YouTube」より引用

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