2015年4月12日日曜日

株高の恩恵は富裕層

株高の恩恵は一部の富裕層に限られると言う。一部の報道では、個人消費や企業の生産活動が活発化し歓迎する論調が語られているが、株高の恩恵は一部の富裕層に限られると言う慎重な意見もある。株価が2万円で推移すれば、1.1兆円の個人消費が生まれるという、また保有する含み益で消費マインドも改善するという。
本当にそうだろうか、庶民にはそんな実感はない、と言うのが実感ではないかと思う。毎日の生活にキュウキュウして、いかに安い商品を購入するかを考えている。労働者の実質賃金は連続して22ヶ月マイナスである。これで個人消費が増えることはあり得ない。一部の富裕層だけが、その恩恵にあずかり、高級品を購入しているようである。一部の百貨店では時計や宝飾品、高級婦人服などが飛ぶように売れているという。
今後も株高で消費に回るお金が増えるという期待の声が聞こえるが、庶民には関係のない世界である。それよりも実質賃金をアップする方が先ではないかと思うのだが。そうすれば消費マインドは増えることは間違いないが、庶民は慎重だから給与が上がれば消費に回さず貯蓄に回すかもしれない。その方が何かの時に貯蓄を取り崩すことで生活防衛することが出来る。

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