2015年4月19日日曜日

アジアインフラ投資銀行

中国が主導する、アジアインフラ投資銀行はアジアのインフラの整備(道路、鉄道、港湾等の整備)を支援する新たな国際開発金融機関である。
AIIBは2013年に中国の習近平主席が提唱し、東アジアから中東に至る21ヶ国が設立に賛同しました。3月末に募集を締め切り、アメリカの反対を押し切り、イギリス、フランス、イタリア、スイスなどの欧州の主要国も参加しました。アジアの不参加は、日本、北朝鮮、台湾(中国から参加を拒否される)だけである。現在の参加国は50ヶ国を超えています。
今後は、創立メンバーで設立協定を協議をし年内に発足予定です。本部は北京、法定資本金は12兆円で出資率は、各国の経済規模に応じて決められるという。
アジアには、すでにアメリカ、日本などの主導でアジア開発銀行(ADB)があります。そのもとで、AIIBを設立する理由は、世界経済大2位の中国、外貨準備高世界1位の中国は国際金融をリードしたいという思いがあります。
AIIBの設立により、アメリカ主導の金融体制を揺るがし、アメリカの金融支配力の相対的な弱体化を促しそうである。
日本のAIIBへの参加は、まだ決めていないが、運営の透明性や中国に対して異議を唱えることが出来るのか、審査能力などAIIBの運営が民主的に運営されることが担保されるのかなどが解消されれば参加する可能性もあるかもしれない。
中国は日本のAIIBへの参加を懇願している、日本が参加すれば副総裁の椅子を用意するという格別な扱いをするという。日本はアメリカの顔色を伺いながら、右往左往しているのではないかと思われる。

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