2017年7月1日土曜日

韓国の慰安婦合意“新共同宣言”提案は「動くゴールポスト」

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が特使として派遣し、安倍晋三首相と面会した文喜相(ム・ヒサン)議員が、一昨年末の慰安婦問題の日韓合意に関して日韓首脳の新たな共同宣言を打ち出すことを提案した。韓国の「ムービング(動く)・ゴールポスト」はいつものことだが、歴史認識問題だけで日韓関係の悪化を危惧する姿勢はもう捨て去った方がよさそうだ。

ムービング・ゴールポストは対策済み

韓国の聯合ニュースによると、文喜相議員はラジオ番組で日韓合意に触れ「あえて再交渉するよりは、共同宣言で乗り越えられる」との認識を示した。

日韓合意の再交渉を求める声がある中、合意破棄による国際社会からの信頼喪失を避けながら、韓国世論に配慮して日本政府から謝罪を引き出す戦略とみられる。

韓国のムービング・ゴールポストを警戒していた日本政府は、「問題が最終的かつ不可逆的に解決」とした日韓合意の内容を米国やドイツ、オーストラリアなどの各政府に説明し、合意を支持する声明などを発信してもらっている。

こうした国際社会の評価を無視して韓国が合意の無効を訴えれば、国際的な信頼を損なうことに直結する。政府高官は「慰安婦問題で日韓が合意した事実に対し世界が証言者となる」とその意義を強調する。
韓国の新たな謝罪要求

しかし、歴代の韓国政府によって進められてきた反日教育によって、若者世代からも慰安婦問題での対応を突き付けられる現韓国政府は、新たな謝罪で“その場”を収めようとしているようにみえる。

聯合ニュースによれば、文喜相議員は河野談話や村山談話などに言及し「近く小渕宣言から20年になるが、その際に両国首脳が(共同宣言を)打ち出せる」と述べという。

しかし、日本政府がいくら謝ったところで、日韓の友好関係を阻む反日教育で育まれた日本に対する嫌悪感は、消える気配もない。

韓国の若者が慰安婦問題に関し「日本の首相は謝らない」と連呼するが、歴代首相が公式の場で幾度も謝罪の弁を述べてきたことは無視され続けている。

日本の首相を務めた鳩山由紀夫氏が、朝鮮半島統治に対して土下座で謝罪を示しても、その謝罪を受け入れる評価は見えてこない。

70年以上前の行為に対する元首相の土下座謝罪は、世界でも類を見ない姿勢だが、慰安婦問題は韓国による無限のぶり返しが続く。

「近隣国で仲が悪いことは多々ある」

慰安婦問題の合意に関し、当時の政府高官らは「両国の関係強化が求められる中、なんとか慰安婦合意に決着をつけて、安全保障問題や経済発展に取り組むべきだ」と語っていた。自民党内からも「苦労に苦労を重ねたその努力を尊重してほしい」とため息が漏れる。

こうした状況に米国のアジア研究者の中には「近隣国同士で仲が悪いことは多々ある」と指摘し、日韓関係を楽観視する。

歴史を振り返れば英仏の100年戦争などがある。現在の中国とインドでは、軍事的な疑心暗鬼を抱えている。北欧や南米でもライバル的関係がある。

安全保障研究者の1人は「日韓関係は米国との同盟や核・ミサイル開発を進める北朝鮮への対応で必要不可欠だ。しかし、慰安婦問題だけを気にしてうろたえる必要はない」と指摘している。 産経ニュースより 

韓国のような国が隣国にいてることが日本の不幸かも知れない。日韓合意は世界的に認識された合意である。それを反故にして、新しい合意を目指すというが日本の国内世論はどうするのか。たいがいの日本人は韓国に対して愛想がつき始めている。基本的には日韓基本条約で片付いているのではないかと言いたくなる。

韓国はベトナムの虐殺はどうするつもりなのか、先にベトナム国民に謝罪をすべきではないのか。韓国は絶対に謝罪しないお国柄である。自国に都合の悪いことはなかったことにするのか。おかしな国である。もう韓国とのお付き合いは暫くやめた方が良いのかも知れない。国交断絶しても、日本の国は何ら、困ることはないと思うのだが。

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