2017年11月5日日曜日

天皇陛下の退位後、高輪に仮住まい案 

天皇陛下の退位に伴い、天皇、皇后両陛下と皇太子ご一家のお住まいを改修する間、両陛下は東京都港区にある高輪(たかなわ)皇族邸(旧高松宮邸)に仮住まいする案が浮上していることが、宮内庁関係者の話で分かった。

高輪皇族邸は昭和天皇の弟、故・高松宮さまの宮邸だった。高松宮さまが1987年に逝去し、妻の喜久子さまが2004年12月に逝去した後は無人となっている。昭和天皇が皇太子時代に暮らしたこともある。

仮住まいの候補地としては、東京・赤坂御用地内の赤坂東邸も有力なほか、両陛下の静養先である神奈川県葉山町の葉山御用邸も挙がる。宮内庁は退位の時期が正式に決まり次第、両陛下や皇族方の意向を踏まえ検討を本格化させる。

政府は退位の時期を19年3月末を軸に検討。退位後の想定では、両陛下の現在のお住まいである皇居・御所には新天皇となる皇太子ご一家が住み、両陛下は皇太子ご一家が暮らす赤坂御用地内の東宮御所に住む。だが、御所、東宮御所の順に数年かけて改修する必要があるため、当面は両陛下が仮住まいに移り、新天皇は東宮御所から皇居に「通勤」するとみられる。   朝日新聞より

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