2017年11月4日土曜日

文大統領「米国を重視しつつ中国との関係も堅固にする」

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日「米国との外交を重視しつつ中国との関係もより一層堅固なものにする、バランスある外交をしようと思う」と語った。文大統領は3日午後、韓国大統領府(青瓦台)で行われたシンガポールのテレビ局「チャンネル・ニュースアジア」のインタビューで、このように語った。インタビューは今月9日に放送されるが、CNAは予告編で一部の内容を公開した。

文大統領はインタビューで、「韓国にとって米国と中国、どちらの方が重要か」という質問に対し、このように答えたという。質問を受けた文大統領は、まず「韓国としては、安全保障においては韓米同盟が何より重要だ。とりわけ、今の北朝鮮の核問題を解決するため、韓国・米国間の協調は何より重要な課題だと考える。そういうことで、われわれとしては、米国との外交を重視する伝統的な立場を引き続き維持していく必要があるだろう」と語った。


続いて「しかし一方で、中国との関係も非常に重要だ。中国の経済協力も重要というだけでなく、やはり北朝鮮の核問題の平和的解決に向けた戦略的な協力という観点からも、中国との関係は極めて重要になった」「バランスある外交をしようと思う」と語った。

また文大統領は、「日本が北朝鮮の核・ミサイルの脅威を前にして再軍備することをどう考えるか」という質問には「日本が北朝鮮の、ある種の核を理由にしてある種の軍事大国化の道を歩んでいくのなら、それも私はわれわれ、ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国との関係において望ましいことではないと考える」と答えた。


文大統領は「現在、北朝鮮の核・ミサイル挑発に対応するため、われわれ韓国と米国だけでなく日本とのそうした協調も非常に重要になった。しかし、その3カ国間の協調がより緊密にならなければらないのは、北朝鮮の核・ミサイル挑発に対応するためであって、それが韓国と日本、米国間の3カ国軍事同盟のレベルに発展することは望ましくないと思う」と語った。  朝鮮日報より

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