2018年6月1日金曜日

北を震え上がらせたトランプ書簡の恐ろしさ

トランプ大統領から書簡で米朝首脳会談の中止を告げられるや強気な姿勢が一変、「大統領をずっと内心で高く評価してきた」」と突如態度を軟化させた北朝鮮。

金正恩委員長を震え上がらせたと言われるその書簡、「日本語に訳されるとオリジナルの雰囲気が伝わらない」とするのは、AJCN Inc.代表で公益財団法人モラロジー研究所研究員の山岡鉄秀さん。山岡さんは無料メルマガ『日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信』の中で、原文で読むと無遠慮で率直な印象を受けるというトランプ大統領の書簡のニュアンスを紹介しています。

米朝会談とトランプ大統領の英語

全世界のアメ通読者の皆様こんにちは。山岡鉄秀です。

一旦キャンセルされた米朝会談が、一転して予定通り6月12日に開催されそうです。私は特に驚かず「やっぱりなー」と思いました。あのトランプ大統領の手紙読んだら、十分予想できる結果です。

すでに日本語に訳されて拡散しているので、多くの方が読まれたと思いますが、日本語に訳すとどうしても丁寧になりすぎて、オリジナルの雰囲気がいまひとつ伝わらないですね。

英語で一読して、「きっと自分で書いたんだな」と思いました。外交文書というよりも、自営業の社長が書いた感じ。不動産王なんだから当たり前ですね。「気が変わったらいつでも連絡してねー」とフレンドリーな装いですが、ひとことで表現すれば、“blunt – 無遠慮で率直”という印象です。

あの手紙のメッセージは、俺は軍事行動起こすことに全然躊躇ないんだよね。
ということ。

米国人捕虜を解放してくれてありがとう!(もう人質はいないぜ)

戦争になれば、韓国や日本に甚大な被害が出るかもしれないけど、もともと両国は米国にとっては前線基地だから、被害が出るのは当たり前。躊躇する理由にはならないんだよね。

だから、会談の中止は君らにも全世界にとって損失だった。惜しいことしたね!
そんな圧力がひしひしと伝わってきます。金正恩総書記がびびって慌てたのは素人目にも明らかでした。

昨夜、テレビを見ていたら、トランプ大統領が喋っていました。

「いい方向へ向かいそうだ。うまく行けばいいし、行かなかったらそれでも構わない」
“構わない”=Fine!

さりげなく、駄目でもFine(ファーイン)と言っていました。これも、「俺としては軍事行動になってしまっても構わない」と言っているようなもので、何気ない言葉の端々にトランプ大統領の覚悟“determination”が伺えます。

それが伝わるから、北朝鮮も交渉に乗らざるをえないし、「この男ならやりかねない」とびびったわけですね。あんな北朝鮮の姿、初めて見ましたね。金正恩総書記、慌てて文在寅大統領を呼び出して、抱擁までしてました。よほど心細かったのでしょう。

でも、文在寅大統領はもはや頼りになりません。彼の訪米は大失敗でした。トランプ大統領との会談後の記者会見、ご覧になりましたか?

文大統領を横に置いたまま、トランプ大統領が独演会のようにしゃべりまくり、挙句の果てには

「文大統領の発言は訳さなくていいよ。どうせ過去に聞いた話だから」

これ、すさまじい無礼です。トランプ大統領、完全にキレてますね。「この北朝鮮の下僕めが!」と侮辱しているのと同じです。韓国の国民はわかっているのでしょうか。

一方、米朝会談の前に、日米会談を行うことが発表されました。これで、安倍首相が蚊帳の外ではなく、キープレーヤーであることがはっきりしました。ここは必死必殺で、核問題のみならず、拉致問題の解決を実現して頂きたいと思います。

それにしても、トランプ大統領と安倍首相の相性が良くて本当にラッキーでした。日本が戦後最大の国難を迎え、大勝負に出ている今、国会でモリカケなどで安倍首相の体力と気力を消耗させている場合では本当にないのです。

そんなわけで、私はトランプ大統領の英語はとてもわかり易く、フレンドリーながら“ドス”が利いていたと思います。infoseek newsより

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