23日の北朝鮮の核実験場近所で発生した地震が3日北朝鮮による6回目の核実験の影響だという分析が出た。北朝鮮は吉州郡豊渓里(キルジュグン・プンゲリ)の萬塔山(マンタプサン)地下に坑道を掘った後、6回にわたって核実験を行った。地震が起きた場所は核実験場から5~6キロメートル離れている。
国連傘下の包括的核実験禁止条約機関準備委員会(CTBTO)のラッシーナ・ゼルボ事務局長はこの日、ツイッターで「(6回目の核実験当日である)3日の2番目の地震と23日の2回にわたる地震は3日人工爆発による地質学的圧力と関係がある」と明らかにした。3日の人工爆発は北朝鮮による6回目の核実験を意味する。
延世(ヨンセ)大学地球システム科学科のホン・テギョン教授は「豊渓里一帯は過去、自然地震が発生した所ではない」とし「6回目の核実験によって起きた▼大規模の山崩れ▼核実験坑道の崩壊▼地球組応力排出(地層の力が空間側に傾きながら一時に解ける現象)など3つのうち一つが原因」と説明した。
地球組応力排出と核実験坑道の崩壊がややもすると追加地震など東北アジアの連鎖的な「災難」につながる可能性があるというのが専門家たちが懸念しているところだ。
ホン・テギョン教授は「6回目の核実験後、地球組応力が白頭山(ペクドゥサン)下部のマグマ溜りに影響を及ぼせば、火山噴火につながる可能性がある」と話した。彼は昨年2月、北朝鮮が大規模の核実験を行えば白頭山が爆発するかもしれないという研究結果を出した。白頭山は946年、火山爆発の記録がある。また、釜山(プサン)大学地球科学教育学科のユン・ソンヒョ教授の研究によれば、白頭山が噴火する場合、大量の火山灰のために北東アジアで航空大乱が起き、爆発後の地震で韓国の10階以上建物のガラス窓と外壁に大きな被害をもたらすものと予想した。核実験坑道の崩壊で坑道の中にたまっている放射性物質が外部で出て被害を与える可能性もある。流出した放射性物質は空気や水を汚染させる可能性もあるためだ。
シン・ウォンシク前合同参謀本部次長は「今まで北朝鮮の核を軍事的にしか見なかったが、環境問題として捉えることはできなかった」としながら「今でもモニタリングを強化する必要がある。周辺国である日本・中国・ロシアと協力した方が良い」と話した。 中央日報より
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2017年9月25日月曜日
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