2017年9月28日、韓国・ニューシスは、14年に起こった旅客船セウォル号沈没事故の犠牲者遺族に対する韓国政府の医療支援が1年間で終了し、現在は途絶えていることが判明したと伝えた。
事故で当時高校2年の息子を亡くし、遺族らでつくる「4・16家族協議会」で心理生計分科長を務めるホン・ヨンミさんは同日、ソウル近郊の美術館で開かれた「トラウマ克服シンポジウム」で「政府の医療支援が1年で途絶えた」と明らかにした。ホンさんによると、遺族への医療支援は法律上の規定にのっとって15年3月から1年に限って行われ、現在は心理面での支援は続けられているが薬の購入への支援はないという。
これについてホンさんは「体と心は一つであるのに、医療支援期間が短過ぎる。遺族らはセウォル号惨事の初期に政府との争いのせいでまともに治療を受けられなかった。時がたち、遺族らには極度のストレスから不眠症や高血圧、糖尿などの疾患が出てきているが、現在は医療支援を受けていない」と説明、さらに「被害者に対する医療支援と心理支援期間を延長するためのセウォル号特別法改正案が可決され、支援が広がることを望む」と訴えた。
子を失った母親の悲痛な訴えだが、韓国のネットユーザーからはこれに冷ややかな反応が多く寄せられている。コメント欄には「もうやめなよ」「莫大(ばくだい)な補償金に大学の特例入学などあれこれ補償をもらってるはず。それでもまだ足りないの?」「他の事故の遺族は支援も受けられないというのに、当事者でもない人たちがこれ以上支援を受けるのはどうかと思う」「ずっとこの調子では国民も背を向けるよ。糖尿や高血圧までセウォル号のせいにするとは」など批判的な声が並び、「セウォル号遺族は官職なのかよ」「セウォル宝くじでも期待してるの?」といったブラックジョークも飛び出している。
また昨今、セウォル号事故遺族による暴行事件も話題になったことから「公務員にも暴行したんでしょ?」と指摘するユーザーや、「これはあと10年は続くだろうな」と予想するユーザーも見られた。レコードチャイナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年9月30日土曜日
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