韓国大統領府の文正仁(ムン・ジョンイン)大統領特別補佐(統一・外交・安全保障担当)は27日、「先日、米戦略爆撃機B-1Bが韓国政府と十分な話し合いもなく北方限界線(NLL)を飛行したことはかなり懸念される。米朝間の偶発的・計画的衝突があり得るというのは心配だ」と述べた。大統領府の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官はこれより前の25日、B-1B出撃について「韓米間の緊密な連携の中で行われた作戦だ」と説明していた。つまり、同じ事案について大統領特別補佐と報道官の見解が違うことになる。
文正仁特別補佐の発言は、同日、国会憲政記念館で「韓半島(朝鮮半島)危機 どう解決すべきか」をテーマに行われた「東アジア未来財団創立11周年記念討論会」であったものだ。また、この討論会で孫鶴圭(ソン・ハッキュ)元民主党代表が「北朝鮮を事実上の核保有国と認めよう」と言うと、文正仁特別補佐は「孫鶴圭元代表の現実的判断に同意する。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の演説を聞いたような感動を覚えた。『北朝鮮が非核化しないなら対話をしない』というのは現実的ではない。条件なしに北朝鮮と対話しなければならない」と述べた。
さらに、記者たちが「北朝鮮を核保有国だと認めようということか」と質問すると、同特別補佐は「北朝鮮が核兵器能力を持っていることは我々は認識しているが、(だからといって)認定することはできないので、非核化の方向へ進もうということだ」と答えた。
文正仁特別補佐はまた、ドナルド・トランプ米大統領が北朝鮮に対する軍事的オプションに言及したことについて、「多くの方々が『韓米同盟が崩れるとしても戦争はいけない』と言っている。同盟の目的は戦争をしないことなのに、同盟が戦争する仕組みになってしまうとしたら、賛成する人はあまりいないだろう」と述べた。
一方、孫鶴圭元代表は同日の基調発言で、「韓半島危機の根本的解決には発想の大転換が必要だ。これは北朝鮮をインドやパキスタンのように事実上の核保有国と認めることだ。北朝鮮に核廃棄を要求する米国は戦争を選択する可能性もあるだろうが、我々は韓半島でいかなる戦争も防がなければならない」と語った。 朝鮮日報より
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年9月28日木曜日
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