トランプ米大統領は北朝鮮に軍事攻撃を仕掛けるという威嚇を実行に移さないはずだと、中国は判断している。中国当局は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制の維持に必要な物資の提供を続けている。
北朝鮮は7月28日夜に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を試射した。ティラーソン米国務長官は北朝鮮を経済的に支えている国として、中国とロシアを名指しした。同長官は緊張状態の平和的解決を望むと述べたが、米軍首脳は発射後に韓国軍首脳に電話し、軍事的対応の可能性を協議した。
中国は29日、今回のミサイル発射を非難した上で、全当事国に自制を求めた。米本土を射程に入れた北朝鮮のICBM技術の進展からすれば抑制的な反応だ。専門家は北朝鮮の相次ぐ挑発にもかかわらず、中国は金正恩体制の崩壊の方がより直接的な戦略上の脅威だとの見方を変えていないと指摘。また、多数の死者を出すことが避けられない北朝鮮との戦争にトランプ政権が踏み切ることはないと中国が考えているとみている。
トランプ大統領は29日遅くにツイッターで「中国には非常に失望した」とコメント。
「われわれの過去の愚かな指導者が、貿易で年間数千億ドルももうけることを彼らに許してきたのに、彼らはわれわれのために北朝鮮への対応で口先だけで何もしない。われわれはもはや、この状況が続くことを許さない」と主張した。
中国が北朝鮮に関する事態で最も恐れているのは、金正恩体制の崩壊によって北朝鮮から難民が押し寄せ、その危機が長期化すること、および国境付近で米軍のプレゼンスが高まることだ。中国は北朝鮮に対して兵器関連の実験凍結を要求する一方、米国には周辺地域での軍事演習中止を提案している。
コントロール・リスクス・グループの北アジア情勢分析ディレクター、アンドルー・ギルホルム氏は、世界が核保有国と認めざるを得ない段階まで兵器を増強する間は、制裁に耐えることができるという北朝鮮の見方は「恐らく正しい」と指摘。その上で、米国はそうした状況を阻止すべく、中国に対して今年「劇的な動き」を取る公算が大きいと予想した。
同氏は「米国が本当に忍耐を失い、中国の主要な銀行や企業を制裁対象にすれば、北朝鮮の資金調達に間違いなく影響を及ぼすだろうが、そうした圧力の下で中国当局が急進的な政策変更をすることはないだろう。中国はそうなった場合、米政府こそが北朝鮮と交渉すべきだとの主張を強める可能性が高い」と述べた。 SanKeiBizより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年8月1日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿