核とミサイルで世界を脅し続ける無法国家、北朝鮮に対し、いよいよドナルド・トランプ米大統領が本気になったのか。米共和党の重鎮、グラム上院議員が1日、NBCテレビの番組で、トランプ氏が「北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)による米への攻撃を目指し続けるのであれば、米国と北朝鮮の間の戦争は避けられない」と語ったと明らかにした。
グラム氏はトランプ氏と面会。その席で、トランプ氏は「もし戦争があるなら、向こう(朝鮮半島)で起きる。何千人が死のうと、向こうで死ぬ。こちら(米国)で死ぬことはない」と述べたという。
さらに、グラム氏は軍事力行使に慎重論を唱える軍事専門家を「間違っている」と批判。「北朝鮮の核開発計画と北朝鮮そのものを崩壊させる軍事的な選択肢は存在している」と強調し、「北朝鮮が(政策を)変更しなければ(軍事的な選択肢は)避けられない。なぜなら、北朝鮮は大統領に、地域の安定と米本土の安定のどちらを選ぶかの選択を迫っているからだ」と話した。
グラム氏が明かしたトランプ氏の発言が事実であれば、米朝の緊張関係が一気に高まるが、ティラーソン国務長官は1日に記者会見し、火消しに走った。
ティラーソン氏は「米国は北朝鮮の敵でも脅威でもない」と述べ、金正恩(キム・ジョンウン)政権の崩壊や転換を求めたり、北緯38度線を越えて北朝鮮に侵攻する考えはないことを説明した。さらに、北朝鮮が核を放棄することを前提に、「いつの日か北朝鮮が求める安全が保証される未来について対話したい」と、対話の可能性にも言及した。
こうした中、韓国の聯合ニュースは2日、韓国政府の消息筋の話として、韓米両軍が今月中旬、朝鮮半島周辺で米原子力空母2隻と韓国軍の合同訓練を行う方向で検討中と報じた。
記事によると、参加が予想されている空母は、ロナルド・レーガンとカール・ビンソンで、2隻は5月末と6月初めに韓国、日本と合同訓練を行った。消息筋は「空母2隻の出動は北のさらなる挑発を抑止するための強力な警告メッセージ」と説明したという。
再び、朝鮮半島情勢が緊迫する。 夕刊フジより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年8月3日木曜日
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