2018年8月1日水曜日

「しきさい」が捉えた日本の猛暑

今年の夏は日本各地で過去最高気温を更新するなど記録的な猛暑となっています。
2017年12月に打ち上げられた気候変動観測衛星「しきさい」の観測でも日本の酷暑の様子を捉えました。「しきさい」は近紫外~熱赤外まで幅広い波長の観測を行うことができますが、この中の熱赤外の波長帯の観測によって地表面の熱の状態を知ることができます。
     
図1と図2は2018年8月1日の10:40頃に観測された熱赤外バンド(波長10.8µm)の地表面温度の画像です※。図の白色の領域は雲域を示しています(図1~図5共通)。
2018年8月1日の10:40頃に観測された地表面温度。図の白色の領域は雲域を示しています(図1~図5共通)。(雲周辺はまだ雲が取りきれていない可能性があります。)
図1 2018年8月1日の10:40頃に観測された地表面温度。図の白色の領域は雲域を示しています(図1~図5共通)。(雲周辺はまだ雲が取りきれていない可能性があります。)
2018年7月14日の22:30頃に観測された11µmの輝度温度。
図2 2018年8月1日の植生分布。緑が濃いほど植生が多いことを示します。
図1は2018年8月1日の地表面温度の画像です。「しきさい」の観測時刻(10:40頃)は昼前にも関わらず、すでに日中の太陽光で地表面の温度が上昇していることがわかります。地表面温度の分布を植生分布(図2)と比較すると、東京や名古屋、京都大阪などの大都市では日中は非常に温度が高くなっているのに対し、森林域では日中も比較的温度が高くなっていません。「しきさい」の観測によるとこの日は特に熊谷や京都で地表面温度が50度以上と非常に高温となりました。図3~図5はそれぞれ東京周辺、名古屋周辺、京都大阪周辺の拡大図です。「しきさい」の高空間分解能と高頻度の観測により、都市の中の大きな公園や緑地では周囲に比べて少し温度が低い様子やその昼夜の変化も見ることもできるようになりました。
東京周辺の日中地表面温度
東京周辺の植生分布
図3 東京周辺の日中地表面温度と植生分布。 白色の領域は雲域を示しています。前橋や熊谷で非常に高温となっている一方、皇居や代々木公園では周囲に比べ少し温度が低くなっています。
名古屋周辺の日中地表面温度
名古屋周辺の植生分布
図4 名古屋周辺の日中地表面温度と植生分布。名古屋城では周囲に比べ少し温度が低くなっているようですが、その周囲や岐阜市周辺では非常に温度が高くなっています。
京都周辺の日中輝度温度
京都周辺の植生分布
図5 京都大阪周辺の日中地表面温度と植生分布。京都や大阪南部、関西国際空港で非常に温度が高くなっています。
 
可視光の波長帯では太陽光の反射がほとんどのため昼間の観測しか行えませんが、熱赤外の波長帯は地球からの輻射(熱放出)を見ているため夜間でも観測を行うことができます。また、これまでの地球観測衛星の熱赤外観測に比べ、250mというより高い空間分解能で高頻度の観測を行えることも「しきさい」の大きな特徴の一つです。
 
※現在は初期校正検証期間のため、未検証のプロダクトを用いて画像を作成しています。
「しきさい」地表面温度プロダクトは長崎大学森山准教授が開発されたアルゴリズムを使用しています。JAXAより

ラオス決壊は土のダムで越流させた設計と管理ミス

ラオスのダム決壊は千人以上が行方不明とも伝えられ深刻です。判明したデータからは土を固めただけの補助ダムが強固なメインダムより低く造られ越流を起こして決壊、緊急放流が遅れたのも一因になったと見えます。アースフィルダムは堤防を越流させると土が流されて損傷しますから、コンクリートダムに比べて2割大きな洪水でも耐えられるように設計するのが建設業界の常識のようです。また7月23日の決壊に先立ち、建設にあたった韓国企業は20日にはダム堤に異変を確認していたのですから緊急放流を早期に決断するだけでも惨事は防げたでしょう。 https://rpr.c.yimg.jp/im_siggNtchgXjdPfl9tVIVoCexVQ---x580-n1/amd/20180801-00091429-roupeiro-000-9-view.jpg

上は決壊の日からツイッターなどに出回っていた写真ですが、どの場所で何時ごろに撮影されたか不詳でした。vop.co.krの《ラオスのダム崩壊、設計・施工に釈然としない疑惑》(韓国語)によると、地域の市民活動家団体である「LaosFAB」が写真をフェイスブックページにあげ住民の避難を促したそうです。これを見ると、すでに越流は起きて堤防は壊れ始めていますが、貯水池の水位は少し下がっています。23日午前3時から緊急放流が始まったそうですから住民避難要請が出た昼頃の写真なのでしょう。決壊は緊急放流から15時間後でした。
https://rpr.c.yimg.jp/im_siggxmRacAJNqlHJOw.au..6DQ---x580-n1/amd/20180801-00091429-roupeiro-001-9-view.jpg

上の写真は事故現場が韓国の聯合ニュースなど一部メディアに初公開された映像からキャプチャーしました。谷間を埋めていた補助ダムが跡形もなく流された現在の様子です。周辺を見比べると、最初の写真とほぼ同じアングルで撮影されたと考えられます。アスファルトで覆い土を固めただけの素朴なアースフィルダムである点が明瞭で、プロジェクト説明にもそう書かれていて、それ自体は問題ではありません。聯合ニュースは幅770メートル、高さ25メートルとしています。これに対してメインダムは高さ73.7メートル、堰堤1.6キロ、粘土をコアにした石積みによるアースフィルダムとされます。両ダムの関係を地図で見ましょう。
https://rpr.c.yimg.jp/im_siggntEx3ZYP2Jw82gBRqdhVYQ---x550-n1/amd/20180801-00091429-roupeiro-002-9-view.jpg

メインダムには問題が無いというのが関係者の証言ですが、大きな川が流れ込んでいない貯水池の水位は何処でもほぼ同じですから、弱い補助ダムを越流させるような全体設計が間違っていると指摘せざるを得ません。補助ダムの堤防はもっと高くなるべきでした。コンクリートダムに比べて貯水量に余裕を持たせるどころか、自殺行為をしています。また5カ月も工期を短縮してダム本体を完成させた報道は、アースフィルダム内部の土を固める作業を十分にしなかった恐れを感じさせます。

中央日報日本語版の《ラオスダム決壊、4日前から兆候「韓国職員53人は避難したが」》は《20日に沈下現象を確認したことを明らかにした。22日にはダム上段部10カ所で沈下が発生して復旧装備を手配し、23日午前11時ごろダム上段部が1メートルほど沈下》と報じています。

現場写真があるから分かる通り、上段部1メートル沈下は越流の結果なのです。ひょっとすると越流の恐ろしさを認識していなかった可能性すらあります。「豪雨でダムが氾濫」と施工の韓国・SK建設は釈明していましたが、越流するまで漫然と見守るだけだった愚かさ、個々人に課された義務をいい加減にする性癖は私の書いた第477回「安全になれぬ韓国、手抜き勝手の国民意識が原因」での指摘通りです。ダム決壊で貯水池の水が激減し、洪水として出ていった様が見える米コロラド大の衛星解析画像を付けておきます。

yahooニュースより

アメリカ、中国の22兆円制裁に報復 関税10%から25%へ引き上げ

米、22兆円の対中制裁引き上げも=関税10%から25%-通信社報道

米ブルームバーグ通信は31日、トランプ政権が検討する中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)相当に対する貿易制裁について、上乗せする関税を当初案の10%から25%へ引き上げる可能性があると報じた。

税率が大幅に上がれば中国経済に与える影響も大きく、経済大国同士の「貿易戦争」に拍車を掛ける恐れがある。
これは対中関税の第3弾に相当し、発動は9月以降とみられる。

ロイター通信によると、米政権は8月1日にも新たな制裁関税を発表する可能性がある。

トランプ大統領がライトハイザー米通商代表部(USTR)代表に関税引き上げを検討するよう指示した。

米中貿易協議再開に向けた道筋が見えない中、対中圧力を一層強めることで、中国に歩み寄りを促す狙いがあるとみられる。ブルームバーグより

設備投資38年ぶり高水準

日本政策投資銀行が1日発表した設備投資計画調査によると、大企業の2018年度の国内設備投資額は前年度実績比21.6%増の見通しになった。計画ベースでは7年連続の増加で、伸び率は1980年度以来、38年ぶりの高水準となった。自動車関連の生産増強や、人手不足に対応するための省力化設備の導入などが寄与した。
 
設備投資の拡大による日本経済の下支えが期待されるが、地域で伸び率にばらつきも見られる。米中貿易摩擦や西日本豪雨といった懸念材料があるほか、調査の性質として投資額が実行段階で下方修正される傾向もあり、想定通り進捗するかは不透明だ。
共同通信社より

ザギトワ、資生堂アンバサダー就任

平昌オリンピック女子フィギュア金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手(16)が1日、都内で行われた『SHISEIDO』新製品発表会に出席した。グローバルアンバサダーとして朱色のドレス姿で登場したザギトワ選手は、魚谷雅彦社長から秋田犬の愛犬・マサルについて「マサルハラショー(マサルは元気)?」と問いかけられると、「マサルは元気です」と笑顔で応じた。

ザギトワ選手はコーチが同社製品を使用していることを明かし「以前から、いろいろ知っておりましたので今回のオファーを受け、光栄でうれしく思いました」と喜び。魚谷社長から「世界中どこにでもついていって(メイクアップの)アーティストがサポートします」と約束すると、「ありがとうございます」と初々しい日本語で感謝した。

次シーズンの目標と意気込みを聞かれると「確かに平昌五輪の金メダルは獲得しましたが、そこは過去のこと。過去の業績は忘れて新たに取り組みたい。新たな目標としては自分の演技に磨きをかけ、活躍を目指していきたい」と気持ちを入れ替えて掲げていた。

朝日新聞DEGITALより

在日コリアン出身会長の不正判定と横領疑惑に揺れる日本ボクシング界

日本ボクシングに大きな影響力を発揮してきた山根会長は釜山(プサン)に兄弟がいる。

世界チャンピオンを育成するエリートボクシングと生活体育の底辺拡大に貢献し、日本ボクシングを一段階レベルアップさせたと評価されている。

特に2011年から男子・女子日本代表チームを率いて韓国で転地トレーニングを実施。

貧しい家庭の韓国ボクサーが小銭をためて日本に練習に来たときは、食事と寝床を用意するなど、我が子のように迎えたこともある。

日本の報道によれば、「都道府県協会役員や元五輪代表などボクシング界333人が集まった“日本ボクシングを再興する会”が、日本ボクシング連盟の不正行為に対する告発状を作成し、日本オリンピック委員会(JOC)に提出したという。

彼らの主張の核心は、山根会長が主要大会で判定に影響力を行使し、一部補助金を横領したということだ。

日本のボクシング関係者は、「(不当に)代わった審判は、自身の役割が“奈良県出身の選手が勝つように判定を下すこと”であることを理解できなかったという。

奈良県出身選手が敗れれば、(山根会長が)すぐに審判に大きな声を張り上げて叱った」と話した。

告発状の証言者は、大半が審判だという。

彼らは「山根会長が(大会を控え、一部の審判に)自費での大会参加を指示した」として、補助金の横領疑惑にも言及した。

また、山根会長の指示に背くことができなかった理由についても、「今後の試合で審判を務められなかったり、昇給試験の資格を得られなかったりした」と話した。

JOCも告発状を受け取り、「内容の確認後、立場を発表する」と伝えた。

ただ、山根会長をめぐる論争をめぐって、反対勢力の横暴と見る見方もある。

日本ボクシングに詳しいある関係者は、「山根会長に独善的な性向があるのは事実だ。

しかし、20代の若い選手を育て、日本ボクシングを世界でも注目に値するレベルへと導いたのも事実」とし、「現在、有望選手や関係者が集まって、山根会長の反対側に立っているように見える。

一部の選手に良い食べ物を振る舞ったことも、横領としてまとめて告発したという話も耳にする」と話した。S-KOREAより

シリアで拘束の男性が日本語で「私は韓国人、助けて」と訴え

2018年8月1日、シリアで武装組織に拘束されているとされる日本人フリージャーナリストの安田純平さんとみられる男性の動画が公開されたことが、韓国でも注目を集めている。

韓国・聯合ニュースによると、先月31日、インターネット上にある男性の動画が投稿された。「シリアの日本人人質からの訴え」と題する約20秒の動画で、男性は、イスラム国(IS)の映像に登場する人質と同様のオレンジ色の服を着ている。また後ろには黒い服に覆面姿の人物が銃を持って立っている。男性は日本語で「今は2018年7月25日。非常にひどい環境にいるので、すぐに助けてほしい」と訴えている。ただ、その後に自身を「私の名前はウマルだ。韓国人だ」と紹介している。

日本政府は「動画の男性が2015年6月にシリアで行方不明になった安田さんである可能性は高い」としつつも「発言内容に事実と異なる部分があるため、一部が捏造(ねつぞう)された可能性もある」との考えを示しているという。

記事も「全ての発言を日本語でしており、題名にも日本人と書かれている。また韓国式の名前ではないウマルと名乗ったことも疑わしい部分」と指摘している。

このニュースに、韓国のネットユーザーは多くのコメントを寄せている。特に、男性が自身を「韓国人」と名乗った意図について「なぜだ?日韓が協力して救出に乗り出すことを期待しているの?」「日本政府や日本国民に迷惑をかけないため?」「日本政府は交渉に応じないから、韓国政府に助けを求めているのか?」「お金を出して交渉する韓国政府に期待したのかも」などさまざまな見解が見られた。

また「人の命は大切だ。日本人でも韓国人もすぐに助けてあげよう」などと主張する声も見られた。レコードチャイナより

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...