2018年12月19日水曜日

北、制裁苦の惨状 金正恩氏に高まる不満

金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮が、自縄自縛に陥っている。「核・ミサイルの完全廃棄」「拉致被害者の解放」に応じないため、米国主導の国際制裁が続いているのだ。

正恩政権に対し、人民から怨嗟(えんさ)の声が出ているという。 
「北朝鮮で9月に出された政治学習講演資料を分析すると、『敵の経済制裁は強化される。『自力更生』『自給自足』の精神で経済を再生しなければならない』ということを強調し始めた」
 
脱北者で、韓国の北朝鮮向けラジオ放送「自由北朝鮮放送」の代表、金聖●(=王へんに文)(キム・ソンミン)氏は14日、拉致被害者の家族会などが都内で開いた国際セミナーで、こう明かした。


北朝鮮は8月ごろまで、「(制裁を)何とか乗り切れるのではないか」と強気だったが、9月ごろから制裁の長期化を懸念し始めたという。

「自力更生」「自給自足」とは「国に頼らず、勝手に生きろ」という、まさに責任放棄だ。人民からは次のような不満が挙がっているという。

「再びの大量死につながる」「正恩時代まで3代、半世紀を超えて自力更生、自給自足と言ってきた。もう一回、山に入って松の木の皮をはがし、草を抜いて草がゆを食えということと同じだ」 夕刊フジより

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