中国メディア・騰訊網は7日、「同じ味を守るために、この日本人は160年間歩み続けている」とし、並々ならぬ覚悟で代々1つの名前と店を守り続けている京都の老舗茶舗の気概を紹介する記事を掲載した。
「日本の京都の南部には、宇治と呼ばれる小さな場所がある。そこにいる中村藤吉さんは、抹茶を扱う小さな店を開いている。店名は、自らの名前をそのまま用いた『中村藤吉』だ」と紹介した。
そして、「この中村藤吉さんの家には、風変わりなしきたりが存在する。それは、中村家の当主となって店を継ぐ者は、必ず『中村藤吉』に改名しなければないけないというものだ。うわべだけではなく、クレジットカード、身分証、免許証など、全ての個人情報を『中村藤吉』に変更するのだ」とし、当主が戸籍上から改名を行うことを説明するとともに、その結果、創業から160年あまりですでに6代の「中村藤吉さん」が誕生しているのだと伝えている。
日本では、相撲や歌舞伎、落語といった伝統文化において同じ名称を代々受け継ぐということは珍しくないが、それはあくまで通称であって、戸籍上の名前とは異なる。しかし、「中村藤吉」は代々家督を継ぐごとに戸籍の氏名を変えるというのだから、その名前に対する思い入れや、名を継ぐことに対する責任、覚悟の強さがうかがえる。記事もその点に深い驚きと感銘を覚えたようだ。
記事は、「創業から160年、中村藤吉の抹茶は名声をますます高めており、日本の皇室御用達となったほか、各種の世界的なグルメ雑誌に取り上げられてきた。抹茶ゼリーだけで年間100万個は売れるとのことで、すでに京都の文化的景観の1つとして認識され、京都を訪れるグルメ愛好家が必ず立ち寄る場所になっているのだ」と説明した。
そして、これまで日本を出ることなくその伝統を守り続けてきた「中村藤吉」が、当代になって海外へ進出し、2015年には初の海外店舗を香港にオープンさせたと紹介。「空間を全て京都と同じようにするこだわりを見せ、必要なものは全て日本から空輸したという。新しいもの、変化を求める時代において、そのこだわりぶりはまさにクレイジーと言わざるを得ない」としている。
記事は、「彼らには、われわれとは違う価値観があることに気付いた。われわれが『イノベーション』という言葉を毎日のようにもてはやす中で、中村藤吉は頑なに伝統を守ろうとしているのだ。抹茶は必ず石臼で挽く。1時間に挽けるのはたった40グラムほどだ。
人生80年と考えると、生きられるのはわずか3万日足らず。われわれは限られた日々をどう過ごすかという答えを探し続けているが、6人の中村藤吉さんはすでにその答えを知っているようだ。飛ぶような速さで流れる時代において、『中村藤吉』はゆっくりと歩むことを選んだのだ。160年という時間は、ほんの一歩にすぎないのである」と締めくくった。サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年6月8日金曜日
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