先月31日(現地時間)、トルコ有力日刊紙「イェニシャファク」は、今月24日の大統領選挙を控え、最近野党圏がトルコのロールモデル国家として韓国に言及したことに対して批判的な文章を載せた。
コラムニストのFaruk Aksoy氏はコラムを通じて「『韓国モデル』という言葉は米国を喜ばせること」としながら「何の悩みもなく国を米国文化の供物に捧げるようなもの」と主張した。あわせて、最近ビルボードチャート1位に入った韓国アイドルグループ防弾少年団(BTS)を例に挙げた。コラムは「『韓国のようになりたい』ということはすなわち西欧化を指向すること」と指摘した。また「裂けた目のアジア人」という人種差別的な表現まで使っている。
同紙はレジェップ・タイイップ・エルドアン・トルコ大統領と密接な関連がある報道機関で、大統領と与党の公正発展党(AKP)の声を代弁していると言われている。また別の日刊紙「アイドゥンルク」も韓国を批判するようなコラムを掲載した。第一野党「共和人民党(CHP)」の大統領候補であるムハレム・インジェ氏が「トルコはベネズエラのようになりたいのか、韓国のようになりたいのか」という話題で、経済的豊かさを手に入れた韓国を称賛したことに対する反論だ。
コラムニストのイスメト・オズチェリク氏は「米国のプロジェクト国家である韓国は、米国がアジアで共産主義の波を防ぐために作った(アジアの)米国前哨基地」と主張した。反面、ベネズエラに対しては「米国に対する抵抗の象徴」であり、現在のニコラス・マドゥロ大統領は「世界で最も残忍な帝国主義国家(米国)と戦っている」と褒め称えた。
2紙が心を決めたように韓国批判に乗り出しのは、大統領選挙を控えた状況で、最近野党圏から「トルコの発展モデルは韓国」という言葉がよく出てくるようになったためだ。
CHPのインジェ候補は「韓国の1980年代の1人あたりの国民所得はトルコとほぼ同じだったが、教育を通じて技術人材を確保したおかげで現在3万ドルまで増えた」(CNNインタビュー)、「ベネズエラは石油富裕国にもかかわず、現在トイレットペーパーすら買えないが、韓国は1人あたりの国民所得が3万ドルに達する国になった」(大統領選挙遊説)と述べた。
これを受け、エルドアンの「口」ともいえる「イェニシャファク」はこれらの発言を強く批判しながら韓国までひっくるめて非難し、西欧主義と米国文化に不信を募らせる左派志向の「アイドゥンルク」もこれに加勢した。韓国に対して特に悪い感情があるというよりは、自国の政治状況のために韓国を利用したというのが専門家の分析だ。中央日報より
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年6月4日月曜日
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