シンガポールで開催されたアジア安全保障会議「シャングリラ対話」でフランスのフロランス・パルリ国防相は3日、多くの欧州諸国を引き入れることで南シナ海の情勢安定化につながるとの見方を示した。
「フランスや他の欧州諸国は南シナ海の領有権問題の参加者ではない」ことを認めつつ、パルリ氏は「多くのパートナーを組入れることで、法律、国際法の遵守そして航行の自由の保障にこぎつけることができる」と強調した。さらにフランスは、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の間で「対話を続け、最終的に行動規範を締結することが重要だと考えている」と続けた。
ウィリアムソン英国防相は同会議で「最近パリで開かれた2国間協議で、両国が南シナ海の問題解決により活発に関与していくことについて話し合われた」と指摘した。
ウィリアムソン氏は「私たちは航行の自由において連携する意向で、対話の継続が不可欠だと考えている」と述べた。
また、英国が東南アジアの地域的な問題に関与する理由の説明としてウィリアムソン氏は、「南シナ海における経済的な利益は地域諸国や中国、日本だけでなく、全世界に影響する」と指摘。さらに、「この海は世界有数の国際貿易水路である」と付け加えた。
スプートニク日本より
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