サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で25日(現地時間24日)、格上のセネガルと引き分け、勝ち点1を獲得した日本代表。2度リードされながら追いつく劇的な展開に、サポーターらは熱狂した。残るポーランド戦で勝つか引き分ければ、他の試合結果にかかわらず、2大会ぶりの決勝トーナメント進出が決まる。「次こそ勝利を」。
サムライブルーに、誰もが期待を寄せた。
現地で応援した日本サポーターにとっては、勝ち点を獲得できたことに対する喜びと勝ちきれなかった悔しさが交錯する試合となった。
一方、セネガルサポーターは今大会、日本のサポーターが過去のW杯で行ってきた観客席の清掃活動を行っており話題になっている。この日も試合後にごみ拾いをする姿が見られた。
「めちゃくちゃいいゲームだった。勝ちはしなかったが、格上相手に善戦したと思う」と満足げなのは、横浜市の大学2年、田村太一さん(19)。「特に本田圭佑選手は、これまで批判もあったが得点という結果を出してさすがだと思った」と語った。
ただ、ゴールに迫った場面も多かっただけに、名古屋市の自営業、市橋佑介さん(38)は「勝てそうだった。(悔しくて)泣きそうです」。千葉県松戸市の会社員、植田龍介さん(41)も「セネガルのDFはそれほど堅くなかった。勝ちきりたかった」と残念がった。
一方、「日本選手は全体的におとなしい印象。セネガルの方が迫力があった」と辛口なのは埼玉県川口市の会社社長、石塚洋輔さん(34)。それでも「勝ち点1を取ったことは次につながる」と決勝トーナメント進出に期待を寄せた。
セネガルサポーターのオウスマン・ディアンスさん(27)は「日本の方が力が上だったと思うよ。ボールもよく回っていて、チャンスをたくさん作れていた」と日本のプレーを高く評価していた。
試合後、セネガルサポーターは日本のサポーターと同じように観客席の清掃活動を実施。アス・ファマラさん(30)は「私たちは日本の行為をとても尊敬している。やっぱりきれいにして帰ることはサポーターの責務だと思う」と述べ、自分たちが座った席以外の場所も清掃していた。こうしたセネガル側の取り組みに、福岡市の会社員、大山晃代さん(26)は「日本の良い文化がもっと世界に浸透してくれたら」とうれしそうに話した。
大阪のスポーツバーでサポーター熱狂
国内でも25日、各地でパブリックビューイング(PV)が実施された。未明の激闘に「ニッポン」コールを送り続けたサポーターらは、1次リーグ突破に近づく「勝ち点1」を手中にすると、天王山となる最終戦のポーランド戦に向け「次戦は勝利を」と気勢を上げた。
大阪市中央区のスポーツバー「スリーモンキーズカフェなんば道頓堀店」で行われたPVには、日本代表のユニホームを着たサポーターら約400人が集結。試合はセネガルに先制される苦しい展開となったが「まだまだいける」と声をからした。乾貴士(30)のゴールで同点に追いつくと、会場内では一斉に「乾」コールが発生。乾と同じ滋賀県出身という会社員の門内育(いくる)さん(34)=神戸市長田区=は「乾選手は地元の誇り。チーム一丸となって勝利を目指して」と笑顔。
後半33分、途中出場の本田圭佑(32)が同点ゴールを決めると、サポーターらは「本田さんありがとう」などと叫び、総立ちで喜びを爆発させた。大阪市浪速区の会社員、大森綾香さん(32)は「本田選手のゴールに感動した。次は勝利で1次リーグ突破を決めて」と期待を込めた。
試合が終了した午前2時ごろから大阪・ミナミの戎橋周辺には多くのサポーターらが集まった。道頓堀川に飛び込む場面もあったが、目立ったトラブルはなかった。
産経WESTより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年6月25日月曜日
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