2018年6月4日月曜日

韓国経済の2大支柱の倒産相次ぐ、「原因は中国」

2018年5月31日、観察者網は、韓国・群山市のゼネラルモーターズ(GM)工場が閉鎖したことについて、韓国メディアが「中国のせいだ」としたことを報じた。

群山市の同社工場は5月31日に閉鎖した。記事によると、閉鎖によって1万5000人が失業し、同市人口の6分の1にあたる約5万人の生計に影響が出るという。

韓国メディア・ニューシスは31日「群山市の経済は長きにわたり造船と自動車の2大産業で支えられてきた。しかし、昨年7月に現代傘下の群山造船所が閉鎖したのに加え、稼働率がわずか20%程度だったGMの工場も今日閉鎖してしまった。良質な働き口が減り、同市の商業圏は衰退が始まっている。人口は減り、都市の空洞化も日増しに深刻化。地価の上昇率も韓国平均の5分の1にとどまっている」と伝えた。

そのうえで「一切の原因は中国にある。導火線は2008年に米国で起きた金融危機だ。危機は世界に波及し、世界の海運業の業績は急落、韓国の造船業も危機に立たされた。それを尻目に中国の造船業は大規模な投資を始めて過剰生産を行い、群山の造船所に打撃を与えたのだ」としている。

さらに、自動車業界についても「上海GMがGM世界戦略の中軸的ポジションに昇格したことで、韓国のGM工場の地位が下がり、生産も萎縮していった。そしてついに、生産開始から22年間で群山工場も生産を停止した」と指摘した。

記事によると、群山市は日本の植民統治時代に朝鮮半島のコメを日本本土へ送る港として栄え、韓国西海岸の重要な港湾都市に成長した。GMの群山工場は最も多い時期で年間1万2000人を雇用していたが、昨年から稼働率が20%に落ち込むと、深刻な経営危機に陥っていたという。infoseek newsより

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